九代目当主・真心 その七
１０月 親王鎮魂墓
前のプレイ記の冒頭で友くんが…って言っていたのに、今度は潤だよ…潤がいなくなっちゃったよ…（涙）
しかも氏神になれずに、ならずに…ずっと一緒だった友くんと別れて別の道へ…。如何してこうなった…（潤の戦死はプレイヤーの所為）
ため息つきながら摘菜さまの訓練の結果。
これはかなりいい感じ。体の値は勿論、技風・土が大きく上昇したのが嬉しい。
うーん、もしかしたら“お前の初陣もオレが一緒に行くつもりだから頑張れよ”って潤に言われて張り切っていたのかもな…。一緒に討伐どころか見送りも出来なくなっちゃったけどさ…。うう、本当にスマネエ…。
多分ね、摘菜さまが“壊し屋になりたいんです！やりたいんです！守られるだけは嫌なんです！”って言った時、潤は真っ先に賛成したんじゃないかな…。
理屈の上では自分と同じでほぼ間違いなく体力の伸び悪い打たれ弱い子が最前衛職…いや止めとけよって言いたかったと思う。でもさ、“守られるだけは嫌”っていうのは、それこそ潤も最初の頃に確かに抱いていた気持ちなんだよ。それが友くんや心ちゃんと討伐を重ねて、皆との息が合ってくるに従って皮肉にも独立心が薄れて友くんに対する依存度が上がっていく事になっちゃった訳で。我が子の強い意思に触れて、昔の自分を思い出して、摘菜さまにはその意思を曲げる事なく貫いて欲しいって願ったんじゃないかと思うんだ…。
イツ花さんからもコメント頂きました！頑張ろう。
親王鎮魂墓強化月間のお知らせを聞きつつ…。
いよいよ心ちゃんと友くんもとい大権現さまとのお子がやってきます。
事故さえ起きなければ次期当主になるのは、何だか出来る子っぽいコメントを貰った２７番くん。人識（ひとしき）と命名。戯言シリーズに登場する殺人鬼集団、零崎一賊（これは誤字じゃない）の鬼子・零崎人識から。識君と呼びたい。
よりによって体水が懸念していた短い奴！息長いなこの小さい体水！でも技や体の土は伸びてくれそうなので固い子にはなれそう。風は…伸びる方かなあ？如何だろう。
で…ヤンキーみたいなカラー（表現！）に反して優しさ溢れてそうな心の素質バー。友くん程火がちんまりしている訳じゃないけれど、水だけが突出している感強い。少し気が弱い所があるのかも。
職業は色々考えて薙刀士に。
当初心ちゃんのお子は、来訪前、どころか交神相手を友くんにしたタイミングから剣士を想定していました。同世代である友くんの血を引いた子、職業はやっぱり同世代の潤と同じもの…というのが心ちゃんの気持ちの発露、“変わりたくない、今のままがいい”という象徴のように思っていました（しかも剣士が似合う顔グラだし…）。
だけど、親が戦死という形で命を落として間もないタイミングでやってきたお子がひょいっとその職業に就いちゃうのって、実子的に如何なんだろうって考えてしまって。勿論使ってこその武器、刀だし、摘菜さまはそういう気づかいこそ“何で？！”って怒るかもしれない。だけど、座右の銘・礼節の、如何にも真面目で優しそうな末っ子が年上の家族から親の形見を取り上げて自分がそれを振るうなんて出来るだろうか…いや出来ないだろう…と悶々と考えた末にこんな感じに落ち着きました。
識くんの職業選択に大きく影響した特徴、座右の銘・礼節。これ心ちゃんママ・すみか（つまり識くんのお祖母ちゃん）と同じ特徴なんだよね。
特徴が親子で一致したのも初めてだけれど（水菜好きーの友くんと出夢）、特徴が隔世遺伝したのも初めてだよ…。
ただ…何もなければお祖母ちゃんと一緒だねえ可愛いねえってニコニコしちゃうんだけれど、これ見た瞬間むしろぞっとしたというか…。あれ？友くん…お子のお世話しなかったの？同じく氏神になっていたすみかにお子の事ぶん投げたの？って思っちゃって…（“礼節”っていう、如何にも養育者の影響受けそうな特徴だったので…）。
正直識くんが来るまでは、友くんが氏神になったのはやっぱり何時までも潤や心ちゃん、八九寺家の家族の事を見守りたいから…という動機があったんじゃないか…というのも捨て切れませんでした。だけど、この特徴の隔世遺伝を見た瞬間、友くんの戦闘不能→寿命→あの遺言→氏神→潤戦死→氏神にならず、という流れが一気に押し寄せてきて、ああこれ友くん心ちゃんと交神した後完全に引きこもって世の中の全てと没交渉になったんだ、お子も育児放棄したんだ、だから潤も氏神になれなかったんだ…って考えちゃって。
勿論友くんの一存で潤が氏神になれる筈がないんだし、そもそも潤は仮に推挙されても断っていたんじゃないかっていう考えは揺るがないけれど、心ちゃんにしてみれば、“きっと変わらない、ずっと変わらない。皆一緒に何時までも”っていう縋る様な気持ち、その象徴である“優しい友兄さん”という偶像が粉微塵にされた瞬間だったんじゃないかなって気がする…。
「あの、その…。僕は、殆どずっと、お祖母様の所に居たので…大権現様…お父上の事は、あまりよく…知りません…ごめんなさい…」
本当は“変わらないもの”の象徴を確固たるものにしてくれる筈だった我が子（しかも識くん微妙に顔立ちが友くんに似ている…似ている気がしませんか？）が心ちゃんの心にトドメ刺しに来たわコレ。
良くも悪くも周囲の空気を読まずに突き進んでいった心ちゃんが自分と、友くんの間に生まれた我が子に人識…人（ひと）を識（し）るって名付ける事自体が、苦しさの現れなのかもしれない。
そして使い手がいなくなった「心渡」は当主預かりに。実際は摘菜さまが預かっているのかな。如何なんだろう。どっちにしても柄に血塗れの晒しが巻き付いたままになってそう。
この“故人の魂”ってそういえば何なんだろう。
八九寺さんちの場合、今までの使用者に関しては本当に魂そのものではないような気がするんだけれど（氏神になった雪さんもそうだし、鵬喜ちゃんだって鋼矢と一緒に眠りについている。学…は正直よくわからん）。だけど、使用者の思いの欠片くらいは宿ってそう。そうすると潤も会った事のない母親の気配を心渡から感じていたのかなあ…。
ほぼ心渡一振りで迷宮を渡り歩いてきた潤だから、福効果は当然つくと思っていました。その内容は…。
風属性？！
確かに何が来てもおかしくないとは思っていた。だけどこれなんだ？ゴローズ戦の時の、決して確率が高い訳でもない風属性付与が、他の比較的確率の高い福効果を押しのけて残ったんだ…。
しかも風。友くんをイメージさせる水でもなくて、潤自身が得意な火でもなくて。心ちゃんが強く表出させていたもの。そしてそれは潤の中に眠っていたママ鵬喜ちゃんの力でもある訳で。
そっかぁ…風か…。友くんと同じ、今やそれ以上に長く、死の瞬間まで一緒だった相棒に残した力。残された家族の為に、心ちゃんの為に、最後に願った力が風か…。これもまた、潤が友くんに対する依存を断ち切った現れなのかもな…
もしかしたら潤に関しては本当に“魂そのものがが心渡に宿っている”状態なのかもな…彼が最後に望んだ事。その象徴としての風…。
これまでの生き方を顧みて、変わる事を願った友くん。それに理解を示して道を違えた潤。
変わりたくない、今のままでいたいという心ちゃんを置いて、二人はそれぞれ違う場所を選んで行ってしまった…しかも余りにも早く…。
そりゃあがっくり来るよね…だからって健康度も下がるのヤメテ本当にヤメテ。
これ下手すれば女子最短もあり得るの？お祖父ちゃんは男子最長だったんだよ？プレイヤーは如何すればいいんですかこの状況（涙）。
とりあえずお薬飲んでもらって健康度を回復。
心ちゃんは少し元気になったけれど、友くんも潤もいないので結局家族は五人のまま…。先月、来月心ちゃんのお子が来れば家族が六人になるねとか思っていた自分を殴りたい。
兎も角も十世代目最後の一人である識くんが来たところで素質のお披露目。
いや…まあこう来るよね。出夢圧倒的一位。鋼矢を挟んで三位が摘菜さま。体の値が低めなのが原因だろうなあ…。因みにスクショが二ヶ月前のものなのは、識くん来訪してからのタイミングで確認しても順位に変動がなかったからです（スマネエ）
因みにイズムリズム来訪時のスクショがこれなので、出夢→摘菜さま→理澄の順なのは確定。
識くんは実際どの辺なのかな…。出夢以外の三人は僅差だと思うんだけれど。だけど、こういう所もあれ、もしかして友くんヤル気失せてる？みたいな印象を強くしているんだよな…（同じく氏神との交神で生まれた心ちゃんはヤバい素質表出させなかった＆かなり素質の伸びが良かったからさ…）。
識くんの訓練はママ心ちゃんにお願いします。変わらないという願いをより強固にする筈だった我が子にトドメ刺されて落ち込んでいるだろうなあ…でも頑張ってもらいたい…。
「お母上、宜しくお願いします。僕、頑張ります…」
「うん、そうだね…（友兄さんも、潤もいない…如何して？ずっと一緒が良いと願うのは駄目な事？分からない…分からないよ…）」
初陣の摘菜さま含めた若手三人は討伐へ。
隊長はガッチガチ装甲弓使い理澄にお願いしました。任意の敵を狙える弓使いを隊長にした方が戦いやすそうというのがプレイ的な理由。物語的な所で言えば、何か彼の方が周囲をよく見てくれていそう。出夢のコントロールは理澄にしか出来ない。出夢本人にも出来ない気がする。此奴討伐中突然“水菜…”とかつぶやいてふらっとどっか行っちゃいそう（出夢のイメージがどんどんおかしな方向に…）。
陣形もイズムリズム前列で。
一回討伐に行っただけの子が初陣の子をサポートするという、奇しくも彼等の親世代と同じ構図。ただ、多少なりとも安心感があるのがヒヨッコチームながら三人体制がとれる点。出夢のスペックの高さにも期待しているけれど、この単純に人数が多いって所が安心出来る。
隊長である理澄の術修得はこんな感じ。基本的な所はきちんと押さえています。先月討伐が強制敗走で唐突に終わってしまった事を差し引いても悪くない。
ただ、それ以上に凄いのが…。
何だコレΣ（・□・；）（凄すぎて絵文字まで登場させるプレイヤー）。
一回討伐に行っただけでここまで覚えるもんですか？鋼矢・鵬喜ちゃん戦死後長らくオーバーテクノロジーになっていた陽炎をあっさり修得するもんなんですか？ヤバい出夢基準にするとプレイヤーが今以上に阿保になりそうだ（これ鋼矢の時も思っていたけれど）。
因みに摘菜さまはこんな感じ。
装備品補正込みとはいえ、お雫やお地母はちゃんと覚えてくれていました。
これなら行けるか、親王鎮魂墓！
地下二階へ。
この時点で陽炎が使えるのが嬉しくてスクショ取っちゃう！出夢有り難う、水菜沢山食べてくれ！
「陽炎…沢山…疲れる…水菜…」
「ハイ兄上」
「…何で迷宮に水菜を持って来ているんです？」
「え、兄上が突然水菜って言い出したらあげなきゃいけないと思って」
「美味しい…」
初戦は燃え髪大将チーム。
中々に積極的な中にも冷静さも忘れていない摘菜さま。
此処は防御して貰います。
初陣の子を狙い撃ちなの本当に腹立つな！
自力で回復！
ぜーぜー息切れしながらも何とか倒し三人でレベルアップ。摘菜さまの技土が二桁上がり！これは嬉しい。この家系数世代に渡って技土息してなかったからな…。
続いて軽足大将チーム！
「兄上！兎に角眠らせよう！」
「…ん」
流石に力押しだけでは勝てる相手ではないので先手を取りつつ→くららで眠らせる作戦(燃え髪チームの時もそうすりゃよかったんだよね…）
続て雷電の併せ！
両方寝ているし前に出しても大丈夫だろうと進言採用してみたら百会シバキを半分くらいの大きさに伸してしまう摘菜さま。
「凄い…」
「凄い…」
「雷電の術はまだ使えませんが、私も守られているばかりではありませんので！」
イズムリズムの併せが決まって撃破！
その後も眠らせてからの雷電の併せで鬼を倒していきます。
三人ともいい成長だねえ…。
先手が取れなかった＆敵の人数が多い時にはさっさと逃げます。命大事に！
眠れ〜眠れ〜。
理澄の状態異常をすぐさま直そうとする出夢。通常の二倍増しくらいで神仙水かけそう。
そこまで大きく体力削られている訳じゃないんだけれど、お地母進言を挙げてきた摘菜さま。優しい…！
百会シバキ絶対叩き潰すガール摘菜さま。
体格が潤を殺した黒ズズと似ているから？百会シバキまさかの風評被害。
出夢の突然のお地母宣言。
実は現在の三人の体力はこんな感じ↓。ダメージ受けているのは摘菜さまだけ。この状況で何でお地母？摘菜さまにお雫でよくない？そういう所だぞ出夢…。
「理澄がちょこっと怪我している…」
「いやおれ全然平気だから摘菜さんを優先して」
「いえ、私は自分で回復出来ます」
ってな訳で雷電の併せ＆摘菜さまは自力で回復。
技風、もう少し頑張って欲しいな…。
茶器もゲットしたりしつつ、時間と技力の関係でこれが最後の戦闘。
この毒本当に苦しそうに見える…。
摘菜さまの一撃を喰らえ！
初陣の子に負けていられないと理澄、出夢も攻撃！
上手くターンが回れば通常攻撃だけでも倒せる程に皆成長してくれました。
壊し屋だし、技の上昇が安定しないのは仕方がないのかな…。
理澄が毒々しい色に染まったまま討伐期間終了。
皆で無事に帰ってきたのが何よりの知らせだよね…。
イズムリズムに摘菜さま、お疲れ様でした！
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