八代目当主・すみか その一
４月 親王鎮魂墓
八代目八九寺真宵を襲名したすみかです。
二ヶ月での当主就任は二代目の伊豆湖と同じ早さになります。もしかしたら就任歴も最長になるのかな…。
しかし…“事故が無ければ七花の子供が当主を継承”って七花が（最初の）交神の時に考えていたけれど、すっごい大事故が起こったのに結果として“七花の子供が継承”って所は間違いなかったとか何だこれ…。
すみかの実戦部隊の参入のお知らせや…。
相翼院強化月間のお知らせを聞きつつ、八世代目の現状。今回からスクショ付きになりました。
心の火は全く燃えないものの、全方向に優秀な鋼矢。軽防具しか装備できないながら体土のお陰で防御は堅い。ツブテ吐きとの相性抜群で、迷宮の浅い位置にいる雑魚がほぼ一掃出来る。奥義・連発式のコスパが良い。
あっさりの恩恵で低い所も高めの数値になっている鵬喜ちゃん。鷹比等譲りの打たれ弱さは体力でカバー。高い技風の値から繰り出す美剣白鳳の一撃が強力。更に連続攻撃の福効果のある心渡も使いこなすメインアタッカー。
、
そして当主・すみか。実戦はこれからながら、高い体の素質から来る伸びはかなり期待できるのでは。一方で技が苦手そうなのがやや不安。倒れた時点で強制敗走になる彼女がこれからどれだけ年長者に追いつけるか…。
全体的にスペックは高めな印象の魔法少女世代の目標は、各迷宮の大ボスの撃破！これに尽きると思います。
すみかを決して“なのか”としては見なかった七花ですが、だからってすみかがなのかを意識せずにいられるかって言うと…それは無理じゃないかなと思うんだよね…。
自分は姉が生きていたらここにはいなかった。自分は姉の代わりに生きている。だから彼女に相応しい戦果を、これまでの世代が出来なかった事を…って焦ってそう。
「私は…お姉様の代わりに生きるのに相応しい存在でなければならないのだから…」
因みにすみか、この時点でお雫まで習得しています。ボロボロだった七花の怪我を治したい一心で回復術を覚えたんだろうな…（涙）
とはいえ流石に初陣でボスに特攻は無謀なので（特にプレイヤースキルの点で）、まずここから一ヶ月はすみかを鍛える事に主眼を置きます。
まずは桃木の槍を装備して…。
なのかが使っていた真紅の爪も入れて…。
「お姉様、見ていてください。私はきっと…きっと…」
陣形はこう。
初陣のすみかは兎も角、大筒士の鋼矢が一番防御力が高い謎の現象。貧弱だった六世代目の中でも圧倒的貧弱だった長広の孫だよなお前（いや、嬉しいけれど）。
うーん…何なら鋼矢は鵬喜ちゃんも下げさせたいんだろうな…。
「鵬喜ちゃんも後列の方が良いと思う。後方からも攻撃は出来るんだし、要所でだけ前に出れば…」
「わ、私は平気だよ！鋼矢くんと一緒に頑張るよ！」
「そうか…でも、危ない時はすみかちゃんと君自身の回復を優先するんだ。おれは自分で何とか出来るから」
女槍使いのビジュアルはそういえば初めてかも…と思いつつ、討伐先は因縁の場所・親王鎮魂墓！
敵の強さと奉納点のバランスからしてやっぱり初陣の子を鍛えるとなると浮かんできてしまう場所なのですが、かつてここで討伐隊が壊滅して、自分も三途の川渡りかけて鷹比等が身代わりになって、なのかが亡くなって当主の七花がボロボロで…っていう場所に再度足を踏み入れるのって、鵬喜ちゃんのメンタルが心配になる選択だったかも。多分凄く顔色悪くなっている。
鋼矢は…きっと何時もと変わらないんだろうけれど、彼は彼で、あの泥沼の展開を全て目撃しているからな…だけど兎に角自分は冷静でいなければっていう一心で自分を律している。案外何処かで一回だけこっそり嘔吐しているとか、そんな感じかもしれない。
「大丈夫…大丈夫…私は皆の為に、家族の為に、戦うんだ…だから大丈夫…大丈夫…」
赤い火は無し。
快適ショートカット。
鋼矢と鵬喜ちゃんのスペックならじっくりでも十分行ける筈でずが、同世代のみ、鍛錬のみという条件を満たしているのでここはモードあっさりで。
早く強くならなくては…という焦りのあるすみかの為にも早めに経験値を多く確保しておきたい（ぶっちゃけまた戦死者出したくない…）。
鵬喜ちゃんの精神状態を心配しているが故の鏡だろうか。
すみか初めての一撃はミス！肩に物凄く力入ってそうだもんな…。
軽足大将の一撃を喰らったすみかをすかさずフォローの鵬喜ちゃん。
「すみかちゃん！大丈夫？！」
「は、はい…すいません…私…足を、引っ張って…」
「初めての実戦ならそんなものだ。気にしなくていいから」
さくっと大将を片付けてすみかレベルUP。流石に体と心の伸びが良い。技はボーナス付きと思うと少し控えめか？まあまだこれからだしね。
年下少女達を気遣う長男。保護者枠…というには余りに切実な感じがする。
目の前でバタバタ皆が倒れていくの、もう目撃したくないもんな…。
モードをあっさりに変えているとはいえ、軽足大将チームも瞬殺してしまう鋼矢・鵬喜ちゃんコンビ。
実際の所は経験の差が大きいんだろうけれど、今までは同世代の歳が大きく離れる事は無かったからな、すみかには苦しい展開だろうか…。
「私はまだ何の役にも立てていない。本当に…お二人の様に強くなれるのでしょうか…」
鋼矢が撃って、鵬喜ちゃんが斬る！
すみかも参戦！
またも大将には避けられましたが（まだまだ力が入っている感じ？）、中々良いダメージでは？
鵬喜ちゃん、すみかレベルUP。
体土が伸び始めているのは嬉しいけれど、限界っぽい値がチラホラあるのが不安な鵬喜ちゃん。それとすみか、その技風は如何した。ここは七花に似なくていい部分だ（苦笑）。
もう一回成長。
これは厄払いの槍の方…？
ブラックホールみたいになった。吸い込まれそう（笑）
鋼矢も成長。技土はやっぱり限界か。でも此処にきて他の値が伸び始めてきているの凄い。此処までスペック高くて心の火だけ上がらないの、マジで常に冷静に、正しい判断をしなければっていう鋼矢の強い意思がそうさせているとしか思えなくなってきた。
うっかり黒ズズチームに接触してしまったので引波のお守りで退却します。準備大事！
連発式！
ここはあえて進言採用ですみかをちっちゃく回復させて…。
手番の回って来たすみかで攻撃！今度こそヒット！ダメージも悪くないのでは？
「や…やった！やりました！私…！」
「凄いよ！頑張ったねすみかちゃん！」
「うん、よくやった。初回で此処まで鬼と戦えれば上出来だ」
だけど技火…！ここは七花に似てもいい部分…！（苦笑）
初陣とはいえ、レベルUPボーナスが無いと技は本当伸びないな…。
兎も角も一ヶ月戦い抜きました。すみかも大分鍛えられたのでは？技は苦手でも心と体はぐんぐん伸びて行っているし、防御に関しては嫌い段階で年長者を抜けるかも。
モードを忘れずにじっくりに戻して帰還します
有り難うイツ花さん！
翌月からはボス戦…行けるだろうか？
←七代目当主・七花その十へ 八代目当主・すみかその二へ→