八代目当主・すみか その十二
１１月 相翼院
先月は九尾吊りお紺さんを開放した八九寺さんちです。
ここまで来られたんだ…。思いがけず生まれて、鋼矢や鵬喜ちゃんについていくのがやっとだった子が長じて、ここまで登り詰めたんだ…。
それでもすみかの健康度は更に低下。ラストかあ…ラストだよな…。
思えばすみかが地上に降りた頃のパパ七花の健康度がこの位だった。ままならない体を引きずって、それでも生きていた父親の事を、改めて思い出したりしてそう。
一方で先月末朱の首輪を装備して帰還した心ちゃんの忠心がすっごい事になっている（苦笑）。
ここまで下がってそれでもイツ花さんから“家出”に言及するコメント出ないんだ…。心ちゃん、心の火の上昇が緩やかになった一方で土が高めだからだろうか…。いや流石にママすみかの体調がヤバい時に家を出るとか言わないだろうけれどさ…。
頑張った心ちゃんに黄瀬戸建水をプレゼント。思えば八九寺さんち、進言で十分忠心管理が出来ていたので（へっぽこプレイの思わぬ副産物）こうやって茶器を授与するの初めて。
心ちゃん…！
「もっと頑張る。私、もっと頑張るから…！だから…！」
「…真心…ありがとう」
「お母さん…！（お母さん、死なないで）」
心ちゃんにしてみれば、初めて目の当たりにする家族の死なんだもんな…。母親がいて、優しい兄がいて、何だか気が合う少し年上の仲間がいて…。それまではただ、強い私！格好いい私！という妄想を現実にすり合わせる為に行動して、それで十分充実出来ていた心ちゃんに初めて傷がつこうとしているんだ…。
潤も状況的には心ちゃんと同じだけれど、情報として“母親が戦死している”っていう事実を知っているから、今ある関係が不変のものではないっていう諦めはありそう。まあそもそもこいつは友兄が好きっていう鋼のメンタルがあるからちょっとやそっとでは折れないだろうな。
心ちゃんの努力の結晶、長らくオーバーテクノロジーだった陽炎を遂に修得しました！
潤はしれっと梵ピンを取得。数世代ぶりに生まれた高火力の男の実力を見た気がする。
友くんはスクショなし（ごめん…）ですが、確か「夢子」を覚えていました。友くん技の伸び、鋼矢に比べると控えめだからなあ…。
子供達の成長を感じながら、すみかは一日三回の千金人参で健康度を回復。
今月は子供達だけで討伐に行きます。
補助系術を習得して、携帯袋に余裕ができる…と思っていたのにやっぱりパンパン（笑）
基本陣形はこんな感じで。
後衛にいる軽防具大筒士が一番固い謎現象。
「…お母さん」
「無理はしなくていいんです。ただ、無事に戻ってきてくれれば、それで」
「うん…」
行先は相翼院。
真ん中近辺の好位置に赤い火！
さっさとキサの庭へ。
何時になく綺麗に撮れた歓喜ノ舞×四戦！
尚このタイミングで潤は後列へ移動。
初手は潤。象を一体焼くか？それとも全部焼くか？と言いたげ。
でもここはせっかく覚えた梵ピンで！
二番手友くんの進言採用！連発式！
最後に残った一体は心ちゃんの一撃！歓喜ノ舞撃破！
赤い火前の運試し。奥の院の宝箱チャレンジ！
これはこれで嬉しいんだけれどコレジャナイ！
他には「祖霊丹」「万金露」を入手。これは…運が良いのか悪いのか。
赤い火タイムまで間があるのでお子様達だけで悪羅大将チームと戦えるかどうか試して…みたら心ちゃんの三連撃！参考にならない（笑）
時間も押してきたので天女の小宮・左へ。
さっさと大将を倒して「天ノ羽槌」入手！
有効活用出来るかどうかはこれから生まれるお子の素質次第ですが、強力な武器なので嬉しい。ホクホクしながら奥の院へ戻ります。
悪羅大将チームも攻撃が上手く回れば危なげなく対処できる。とはいえ潤や心ちゃんの連撃やクリティカルは頼りがいがあるけれど安定はしていないので（出て欲しい時に限って単発だったり…）、そこを友くんが連発式という堅実なダメージソースとしてフォローしているというのが最強（仮）世代の戦い方かも。
やんちゃな弟妹を見守る兄って実生活そのまんまって感じだな。
友くん、技の水はまだまだ上昇する気満々。
お薬や術「魂捧げ」も入手。
一寸格好いい９世代目のポーズを堪能しつつ…。
鬼子母の間へ！
祝いの鈴も…壊れませんでした！
「…（見せてもらった記録に書いてあった。この女神は朱点と深い関係があるって…何か知っているかもしれない。呪いを解く、鍵を…）」
色々と捲し立てられた挙句に自分を恨めと言われて心の置き所何処に持っていけば良いんだろうか…。
家にはもうすぐ命の炎が燃え尽きてしまう母親がいて、目の前にはその元凶だと言う母親にして女神がいて…。言われた通り恨めばいいのか、憎めばいいのか。そうすれば何かが変わるのか。ともあれ片羽のお業戦！
如何にも「降魔の太刀」に止まったように見せかけて実はその上のお金に止まっているスロット。結果として戦勝点２倍！心ちゃんの運のふり幅が謎過ぎる。
これも親世代の戦い方を踏襲。初手の潤から盛っていきます。
お業さんの攻撃は友くんに対する業ノ火！
これならまだまだバフを続けられそう。
ここで人妻のチュー！
全員術封じされますがまだまだ積みます。
今回は忘れずに防御も向上させ…。
友くんは心ちゃんではなく自分の術封じを解除して貰います。
攻撃・防御バフに関しては最初に心ちゃんに金剛変使ってもらえば良かったじゃん！（このへっぽこプレイヤー）
今回のお業さんは業ノ火好きー。
ここから攻勢！潤はあえて心ちゃんを写さず疾風剣！４００台のダメージ。
次いで心ちゃん。通常攻撃させたらまさかの四桁ダメージを叩き出す連撃！
結果お業さんに変身されてしまいます（変身自体は想定していたけれど、友くんが心ちゃんを写してから…と思っていました。飛天脚使っておけばほかった…本当想定甘いプレイヤー）。
幸い昇天蹴りがではなく後列への通常攻撃。バフが解けている友くんより潤の方がダメージ大きいって（苦笑）
周囲への気遣いに溢れた友くん…。でもここはまず自分を気にして貰って心ちゃんの能力をコピー。
潤の進言採用で万金露。
此処から攻撃行きます！飛天脚！
お業さんの芭蕉嵐を潤・心ちゃん回避！
そして自分がそこそこダメージ受けているのに潤の状態異常を回復しようとする友くんの優しさ…。
長兄の心意気に応え、潤の攻撃！
そしてもう一度心ちゃんの飛天脚！
「だけどその頃にはアンタは八つ裂きになっているんだろうけれどな！」
これで片羽ノお業撃破！
大量の奉納点有り難う御座います！
“きっと”叶うと言われても…それが“いつか”じゃ仕方がない。
欲しいのは“今”なのに。“いつか”じゃ間に合わない。意味がない。この戦いは無駄だったのかもしれない。そんな風に感じてしまっただろうか…。
「…真心ちゃん、帰ろう」
「友兄さん…」
「当主様が待っている。少しの間かもしれない。それでも…話が出来るんだ…それを無駄にしちゃ、いけないから…」
「うん…」
きっと子供達を待っていたんだろうな…。
心ちゃんは。すみかは。最後にちゃんと話が出来たんだと思います。
次の当主は最年少者である心ちゃんに。
「貴方なら、大丈夫。きっと出来るから…」
二か月から今まで…彼女の当主在任歴は創作くんを抜いて最長になりました。本当に長い時間でした。
八世代目の末子、八代目当主のすみか。
技は苦手ながら（桃木の槍でのゴリ押しがあっても尚低めだった）、心と体の伸びが良く、敵に安定したダメージを与えられるパワーファイターに成長してくれました。
最初の頃は同世代の鋼矢や鵬喜ちゃんとの歳が離れている事もあって兎に角二人についていくのがやっとやっとというイメージが強かったのも確か。
生まれた経緯、またあの二人が矢鱈と強かったのもあって、最初の頃のすみかには常に“戦死してしまった姉の代わりに生きるのに相応しい存在なのだろうか”という焦りと隣り合わせで生きていたような気がします。
それが女神像の経緯があったり、自身が成長した事もあり、鋼矢や鵬喜ちゃんと協力し、時には彼らを守るように前に出て戦えるようになったりもして、自分の中の“戦死してしまった姉”という幻想が薄れていった頃に…戦死しちゃうんだよね、鋼矢と鵬喜ちゃんが。
それまでずっと頼もしく思っていた年長者を唐突に二人失って、思わず知り合いの氏神様の元へ駆け込んでしまったけれど、それでもすみかはぎりぎりでは折れなかった。
自分の力で立ち直って、子供達をきちんと指導し、最前線で戦い続ける事で次世代の友くん、潤、心ちゃんを守り抜いた。
一時のどん底から大江ノ捨丸、敦賀ノ真名姫、九尾吊りお紺…この辺のボスを倒す所まで至れたのはプレイヤー自身正直驚いています（こら）。
でも、この時の討伐隊を率いていたのがすみかじゃなかったら出来なかったんじゃないかな、とも思うんだよね。状態異常回避の事もそうだけれど、子供達の事を信じて背中を預けて、自分は最前線で槍を振るう。もしくは彼等の力を信じてサポートに回る。誰も信じなかった鋼矢とは真逆の道を選んだからこそ生まれた戦果だったりするのかもしれない。
数々の戦績を残したすみかは、元々なのかが戦死していなければこういう形では存在していませんでした。
パパ七花は勿論、周囲は決してすみかをなのかの身代わりとして扱ったりはしなかったし、長じて後はなのかを意識する事も少なくなってきたけれど、それでも本人がそれを全く気にせずいられたかというと、それは無理だっただろうなと思います。むしろ何かある度に“自分じゃなかったら”“自分じゃない他の誰かだったら”と考えていたのかもしれない。
そこで、こんな風に生まれたかった訳じゃないと、言ってもよかった。
お紺さんにように、自分の周囲で起こった出来事を恨んでもよかった。
それでもすみかは決して自分の辛さを周囲の所為にしなかった。全てを身の内に抱えて、挫けず諦めず、前に進み続けた。だからこそ、境遇を嘆くのも、恨むのも贅沢だって言えるんだろうな。そしてこれはきっと、私は誰も恨んでないし、今を嘆いていないという言葉でもあるんだろうな…。
この命と心は、私だけのものだから。
（私もきっと、強くなるんだ）
お、これは…。
氏神推挙来ました！
モミジ様の優秀な体の素質ありがてえ…。これは確かに力押しタイプになるよなあ。そして、後半の捨丸戦常夜見回避やお紺さんの誘惑回避ってもしかして裏に回っちゃった七花由来の高い心の風の賜物だったんじゃないかって妄想できる。
彼女に関してはほぼ迷いありませんでした。
はい、氏神になります。
彼女が関わってきた人達、七花、鋼矢、鵬喜ちゃん…自分を大切にしてくれた人達の思いを、痛みも、苦しみも含めて忘れないように、そして自分に付いて来てくれた子供達をずっと見守っていられるように。すみかはきっと天に昇る道を選ぶに違いない。っていうか、雪さんが氏神になった際に、本人の意思で氏神になる／ならないを決めるって設定にしておいて、実際に本人の意思確認出来たのって雪さんの件を除けばこれが初めてじゃね？（苦笑）
属性は土でした。
すみかはきっと、雪さんや鷹比等とは離れた場所で（絶対遠慮してこの二人の所には行かない…）過ごすんだろうな…。氏神名・高千穂は天孫降臨の地でもあるので、そこに引っ掛けてこれからは地上に降りる前の一族っ子をすみかが面倒見たりするのかもしれない。
もしかしたらそれは、すみかを支えたであろう七花の最後の言葉、“道しるべとなり、見守る”…。彼女が選ぶのは、そんな道なのかもしれないと、思うのです。
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