蒼天の秋-Blue Sky in Fall

２月　紅蓮の祠


　１歳１０ヵ月を迎えた七花です。
　本当に八九寺家の男子最長なのか…いや、１歳９ヶ月超えるって分かってた…分かってたけど…。

　そういえば八九寺さんち、ご長寿については１歳１１ヶ月の今日子さんと扇ちゃんが一位と二位で、三位は１歳９ヶ月の子が入れ替わるパターンが続いていて、１歳１０ヵ月の子っていなかったから、この時点で七花はご長寿三位確定となりました。
　だけど、この健康度が真っ赤になった状態を見ると嬉しいというより辛い。っていうか七花に関しては何を見ても辛いという言葉しか出ない…。

　繰り返しになるけれど、娘を亡くした父親が長寿って何の皮肉なんだよ…。
　七花…自分が死なないって分かった瞬間、二人目の子供に会う事が確定した瞬間、如何感じたんだろう…。
　一瞬でも思考停止した事、現実を曲げて夢を見ようとしたことに対する罰だと、思ってしまっただろうか…。

　それでも七花とモミジ様とのもう一人のお子の来訪を止められる訳もなく…。


　瞳がなのかにそっくりだと言いたいんじゃないかと勘繰ってしまう２９番ちゃん。イツ花さんの空気読めない感じ全開。
　すみかと命名。伝説シリーズに登場する魔法少女・早岐すみかから。

　技はどれも程々な方しか出てない…。一方で、風以外の心と体の素質はかなり高水準です。
　この子も頑固で不器用なんだろうか（表出心風）。ただ、心水が高いのが、“見栄”じゃなくて“礼節”として表れている感じ。もしかしたら鋼矢や鵬喜ちゃんとも年が離れているから遠慮があるのかな…。
　職業は色々考えて槍使いに。
　先にも言った通り、七花はすみかをなのかの身代わりには出来ない筈だし（出来た方が楽なんじゃね？と思わないでもないんですが）、最初の子に継がせなかった薙刀をじゃあ二番目の子に…も無理っぽいかな…と。
　物語的な感傷が大きいですが、攻略的な部分では、厄払いの槍と桃木の槍があるのでレベルアップボーナスを見込んでいるところもあります。


　すみかの素質はこんな感じ。
　技が全体に抑え気味になっているのが伸び悩みの原因だろうか。っていうかこうして見ると鋼矢ってやっぱり凄いよな…。


　兎も角もまずは訓練、これは七花にお願いします。
　二人目の子は心身共にボロボロのパパの癒しになるだろうか…いやむしろなってくれ。下手すればお互いに傷付き合う共倒れパターンもあり得るんだけれど（何でそんな嫌な想像を）。


　今まで漢方の服用を拒んでいた七花ですが、今月はお世話になります。
　すみかの指導をするにあたって、やっぱり少しは元気になって置こうって気持ちがわいてくるんじゃないかと思うので…。


　七花が少し元気になった所で街に絶賛大売出し中のお買い物。





　道具類を少し補充。
　あとはやっぱりこれかな…。折角だからさ、幻灯は撮っておこうよ…なのかは居ないけれど…（自分にダメージ）。

　端にいっちゃうすみかが良い。流石礼節の子。

　「お、お父様…あの、有り難う、ございます…。私、大切に、します…」
　「…そうか」

　鋼矢と鵬喜ちゃんは討伐へ。



　行き先は此方、紅蓮の祠。
　すみかが実戦部隊に入る頃には鳴神小太郎は復活してしまいますが、八九寺さんち、技火が伸び悩んでいるので兎も角も打倒回数を稼いでおこうかと。

　赤い火無し。



　ツブテ吐きの威力に益々磨きをかける一方、心の火は一切燃やす気が無い鋼矢。本当ブレないなお前。

　鵬喜ちゃんの一撃も益々鋭くなっている感じ。

　道中清水を使いつつ…。



　燃え髪編成なら瞬殺のこの二人、炎舞廊へ。





　七花なら絶対“ただしその頃にはアンタは八つ裂きになっているだろうけれどな！”って返してくれただろうに、絶対スルーするでしょ鋼矢と鵬喜ちゃん…。
　ってな感じの鳴神小太郎戦！





　まずは火祭り、土祭りで盛り盛り。



　花乱火ナイス回避！

　出来た余裕で攻撃！ブレブレの小太郎（笑）
　ノーバフでも行けるか…となった所で火術来た！

　流水道の真名姫のような二確！という怖さこそありませんが、やっぱり痛い！

　回復…！



　鵬喜ちゃん…！！（リアルに叫ぶプレイヤー）

　「鵬喜ちゃん！」
　「だ、大丈夫…大丈夫…頑張らなくちゃ…」
　「まずは回復優先だ。落ち着いて」
　「う、うん…」

　パパ鷹比等と同じで直接攻撃、術攻撃に弱い鵬喜ちゃんを狙い撃ちするのかよ、鬼か…！（だから鬼だよ）



　それでも回復優先でじりじりダメージを削って…。

　鳴神小太郎撃破！

　鵬喜ちゃん、技と体の風は上がるのに、心の風の上昇が鈍ってきているの、頑張ろう頑張ろうって思い詰めている感じがして好き（おい）。

　更に奥に進みます。。



　雑魚の術でこの体力の削られ方半端ないな。火に関する値が弱めな二人にはやっぱり厳しい。

　取り合えず寝かせてみよう。

　攻撃に関しては紅こべチームにも通る鋼矢と鵬喜ちゃんなので、じりじりと奥に進みつつ…。
　鋼矢、こっそり持ってきていた朱の首輪を…。

　装備して…。

　「…鵬喜ちゃん、おれに何かあったら斬って良いから」
　「鋼矢くん？」


　こうやって…。

　こう！

　奥義！連発式！しかし連発式鋼矢って弾丸じゃなくて矢が飛びそうだな（頭悪い感想）。
　いや、でも…鷹比等の連弾弓を実際に見た事があるの、鋼矢だけなんだよね…。着想は其処からだろうな。
　連続攻撃に関するイメージは掴めていて、だけど実行に移すには今一歩及ばない。そのほんの僅かの距離をどんな手段を使っても縮める。今の自分が持っている以上の力を必ず得る。それがこの討伐を行うにあたって彼が出した最適解だったんだろうと思います。

　「アヤメの冠」を入手しつつ…。



　折角なんで使います！奥義・連発式！
　紅こべが弾け飛んで見えるぜ…！（笑）

　なんて事をしていたら討伐期間終了。

　ビビりプレイの賜物か、二人の健康度も然程低下しませんが、此処は帰還。

　実は初代真宵ちゃんの時、彼女が亡くなってしまうのが嫌で討伐延長してしまったのですが、七花に関してはね…これ以上の引き延ばしは辛いだけだから…だから帰ります。
　なので当然、帰宅したら当主交代イベントが発生するんだと覚悟していたのですが…。

　あれ…？

　ここは“当主様ちょっと顔色が…？！”じゃないの？
　イツ花さん何でそんな笑顔なの？！
　え、え…。まさか…。まさかだろ…。七花…八九寺家の男子最長どころか、一族男子としての最長寿命なのかよ…。


　


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