七代目当主・七花 その五
８月 選考会
夏の選考会のお知らせ。
わーい帝有り難う！
これも嬉しいお知らせ。誰も罹患せず良かった…。
こちら鋼矢の指導の結果。
初陣も迎えていない子がここまで教えられれば上出来なのでは。
木陰でのんびりほのぼの訓練していたんだろうか…。
ふわふわ長男長女を前に、八世代目の三人目、七花とモミジさまのお子様来訪。
お、これは出来る子タイプか？というコメントを貰ったのは全身土の１６番ちゃん。なのかと命名。伝説シリーズに登場する黒衣の魔法少女・虎杖浜なのかから命名。
吃驚する程七花似…！
カラーは勿論だけれど、心と技の高い所と低い所がそっくりじゃないか…。初期値見なければ本当にあっさりで交神してた？って首傾げたくなるくらいそっくりだ（一番の懸案だった体水は表出しなかったけれど…）。
七花は馬鹿なりに（言い切った）、器用というか、割に柔軟な所があるけれど、この子は心水も風も低いからきっと頑固で不器用なんだろうな…。これで見栄っ張りって…出来ないって言うのは悔しいから、自分を少しでも良く見せたくて努力する感じ？きっと字も上手って褒められたくて練習し続けたんだろうな…え、やだ可愛いなこの子。
職業は拳法家で。真紅の爪もあるし、連続攻撃が出来るとか回避率が高めとか、見栄っ張りの子には似合いそう。勿論この素質なら奥義を狙えそう…というのもあります。
ここで三人の素質の確認。
鋼矢が断トツトップ。
あっさりの申し子二人は二人ともパパの弱い所を受け継いでしかも表出させるという謎の奇跡が発生した所為か（苦笑）、伸び悩んだ感じ。だけどなのかが知ったら絶対悔しがるよなこの結果…。ランク圏外って…。
素質自慢を見て改めてあっさりの強さを実感…。まず初期値が三桁レベルで違うのが凄い。これは世代交代を続ければモードの違いが如実に現れる訳だ…。
最初の間、装飾品に関しては鵬喜ちゃん→土の指輪、なのか→水の指輪固定にしてある程度バランスを維持しておきたいですが、これはボーナスステージ？八世代目は魔法少女だしな！良いんじゃないか！（謎の理屈でミスを開き直るプレイヤー）。
鋼矢にしてもスペック高いし、行けるんじゃないか…？大ボス打倒の先、髪狩り、行けるんじゃないか？
物語的な展開で行けば、昼子さまが与り知らない所で八九寺家に課せられている制限を誰かがひょいッと取り外しちゃった…という感じか。
それが善意だったか悪意だったかは不明ながら、本来徐々に強くしていく事で魂魄のバランスを取っていた所に不意にリミッターが外された結果、鵬喜ちゃんとなのかは不自然に強い。その分精神的に不安定な部分があります。なのかの見栄っ張りにしろ“悩み”だもんな…周りからよく思われたいっていう気持ちに振り回される自覚が心の片隅にありそう。鵬喜ちゃんはまあ…そもそもふわーッとしていて若干喜怒哀楽が鈍い気がするし…。
これを親世代が如何思うかっていうと…七花は気にしないだろうな。単純に皆強くて喜んでいる。あとなのかが可愛くてデレデレしてそう（絶対コイツは親馬鹿になる）。
粉雪や鷹比等は流石に変だなって思うかもしれないけれど、だからって大切な家族には違いないしな…ただ、天界の胸先三寸で自分達の扱いは簡単に変わってしまうっていう懸念は抱いたかも。
で、その粉雪ですが…健康度が…（涙）
白骨城で奥義打ちまくってたからな…回復しきれないか…。当人は後悔していないだろうけれども…辛…。因みに肝心のスクショがありませんが、鷹比等も健康度回復しきれず７１。七花は１００を維持。お前元気だね。
用法をきちんと守っている粉雪と、口の中に突っ込めば何とかなると思っている鷹比等。
二人の回復量はこんな感じ。
下の鋼矢の忠心は小っちゃく低下していました。今月は一緒にお出かけしようじゃないか（笑）。
という訳で、折よく割引していたお店で鋼矢の武器・防具を購入。
スクショありませんが宗教部門に×20,000両の投資。娯楽に×1,000、公共にも×5,000の投資をしつつ…今回のメンバー編成。
鷹比等…。でもこの子はギリギリまで戦うんだろうな…。
先月目標だった速鳥を入手してしまったので、一寸悩んで選考会へ。商品に期待。
親世代・子世代混合チームなので、モードはじっくりのままで行きます。
今回の組み合わせ。
一回戦：毘沙門回…初手の鷹比等が習得済みの寝太郎！
今回の作戦は、上位チームは兎に角寝かす！で行きたいと思います（笑）
鋼矢の初進言。意外に積極的というか…選考会モードになっている感じ？その時の状況によってやるべき事を把握してそれに沿って的確に行動する子なのかも。
最初も最初だからな…ダメージはこんなもんか。
仙酔酒進言を採用（夢子を使われた）。
また夢子。
…面倒臭くなったらしい（笑）。
各個撃破で一本勝ち勝利！
鋼矢の上昇は流石に優秀。土の値が特に凄い。
状態異常を回復させてからの二回戦：あさひ突撃隊。
七花の一撃が決まって技有り勝利！
流石に体の上昇は鈍いですが、七花の技土上り凄いな。
三回戦：洛楽倶楽部。
通常攻撃回して一本勝ち勝利！
決勝戦：茶屋町自治会。何時も思うけれど、選考試合って何時も番狂わせが起こるよね…寝太郎、結局一回戦しか使わなかったじゃないか（笑）
と、いう訳であっさり一本勝ち勝利で優勝！
鋼矢も順調に成長しています。
お、今回は商品に「祝いの鈴」がある！次世代は早い段階でボスに挑めそうだもんな…帝有り難う！
他には「芦ノ茶碗」「ヒサゴ花入」「布袋銘茶碗」「十文字茶碗」を頂いていきます！
９月 相翼院
元々の初期値が高いのに浮かれて、うっかり雪さんにどちらかの訓練をお願いするのを忘れていたあっさりの申し子二人の自習の結果からスタート。
技の分野で、得意な所だけ２上昇している鵬喜ちゃんと、全部を１ずつ上げているなのか…性格出ているなあ（笑）
「どう鋼矢！私、凄いでしょう！？」
「うん、なのかは凄いな」
見栄を張るなのかをあっさり褒めそうな鋼矢。ただ、本当にさらっと言っちゃうから、なのかは逆に“心がこもってない！”って怒りそう。
よく言えば自然体の子だからな…。イツ花も思わず期待の鵬喜ちゃんの初陣。
雪さんの健康度が真っ赤に…。ここまで来ると起きているのも辛そう…。
無理してでも薬を飲もうとしている姿だろうか…。これで２８まで回復しましたが、真っ赤な事には変わらないのがな…。ラストかな…（涙）
先月一回も連弾弓を放たなかった鷹比等は健康度１００まで回復。七花も同じく１００を維持。
鵬喜ちゃんの初陣は少し待ってもらって、なのかの訓練をお願いします。
「なのかちゃん、宜しくね。わたし、勉強苦手な所が多いから、逆に教えて欲しいな」
「そういう事なら喜んで！（鵬喜ちゃんの分も私が確りしなくては…！）」
無意識になのかを立てるような反応をしてくれる鵬喜ちゃん。ただ、実際の所天才はなのかじゃなくて鵬喜ちゃんの方だったりするんだよな…。
雪さんは無理しなくていいから二人を見守っていて…。
男子チームは討伐へ。
行き先は相翼院。
奥の院の宝箱回収が主な目的ですが、歓喜ノ舞がまだ一寸怖いので鵬喜ちゃんには初陣待ってもらいました（彼女のスペックなら大丈夫のような気もするんだけれどね…）。
後半に赤い火！
留守番している女性陣（特に粉雪）が気にかかるのか、野分で吹っ飛ばしてさっさと戦いを終わらせたい鷹比等。
心火が突然死ぬ鋼矢（笑）。
やっぱりママ粉雪が心配なんだろうか。
討伐モード鋼矢。
ここまでで炎を半分消費か…。鋼矢を鍛えたくて少し河童と戦っていた分もあるにせよ、片翼の御鏡本当苦手…！
と、いう訳で歓喜ノ舞×四戦！
初手、鷹比等の萌子からの…。
二番手七花じゃなくて鋼矢かよ！（苦笑）無闇に前列に出ようとしなかったり、防御を入れてきたりする辺り冷静さを保っている感じ。
改めて双光斬！スクショのタイミング下手！（何時もの）
これで前列削れた！
牛頭丸、華厳を喰らいますが鋼矢も技土高いおかげで何とか耐えられた…！
続いて鷹比等の連弾弓！これで更に一体撃破！
七花、鋼矢に回復術を唱えてもらった後は、恒例、全員でタコ殴り。
歓喜ノ舞打倒！
油断は禁物とはいえ、象さんズも苦戦しない相手になって来たの嬉しいな。尚鋼矢の心火（苦笑）
奥の院の宝物殿へ。
ここで祝いの鈴入手！！これは嬉しい。
更に神明丹と養老水が二個！！
その後は天女の小宮・右へ。
飛空大将の雷電の洗礼を浴びるご一行様ですが、今回の戦闘での成長＆朱の首輪補正で…。
鷹比等が奥義！貫通殺！
贅沢を言えば歓喜ノ舞戦前に成長して覚えたかったんだけれどね…。でもこれで七世代目は全員奥義を創造した事になります。
更に赤い火にもなっていたので術「魂寄せ」「兵庫鎖ノ刀」「静ノ扇」も入手。
携帯袋の整理で鋼矢にお薬。
早速貫通殺を進言にあげてくる鷹比等。折角なんで使ってみます。
例によってスクショは失敗しましたが、格好良いな貫通殺…。
他にも「肉切骨断丸」「月光弓」「青嵐ノ扇」「楽焼変茶碗」等を入手。欲を言えば「大砲岡鯨」も欲しかったんだけれどな…でもこれはかなり大収穫！
どんどん健康度の下がり幅が大きくなる鷹比等…。当人は平然としていそうだけれどな…辛い…。
それよりも粉雪の様子が気になるので帰還します。
やっぱりラストだったか…。
鷹比等…奥義を作った事、雪さんに報告出来たのかな…。
七世代目長女・粉雪。
親が貧弱だった六世代目の中でも群を抜く貧弱だった長広だった為、子供は兎に角体力！体水だけはまともな値で…！と願っていました。ところが生まれてみれば体の値はどれも良かったし、何より技水の数値が最初から高く、竜神刀との相性が抜群でした。おかげで早くからアタッカーとして活躍しただけでなく、継承刀・心渡のボーナスも手伝って体力が伸びて壁役もこなし、更に回復役としても優秀という…本当に頼りになる存在でした。
彼女がやって来たのは真名姫戦直後。この戦闘、勝つには勝って重苦しさは取り払われたかな…という感じではあったのですが、この時パパ長広は現役引退を余儀なくされる程の怪我を負っていました。
初見でボロッボロの父親を目の当たりにして、結構衝撃ではあったと思います。でも粉雪ってあんまり動揺する印象が無かったんだよね…。だけど、冷たいっていうよりは、自分が落ち着いていないと長広が気にするかもしれないっていう気遣いからなのかな、と思っていました（心水が断トツ高い）。
多分粉雪の、あんまり表情を変えないけれど優しいっていうのはこの辺から形作られたものなんだろうな…。
白骨城での敗北を経験しつつも、その後着実に成長していって七世代目のメインアタッカーとなった粉雪。奥義も創造したり、親王鎮魂墓の奥に進む為に必須だった清水も真っ先に覚えたりと、何でも出来るんじゃね？位に万能だった彼女も、時々ね…弟分である鷹比等に鏡を向けたりするのがね…。
家族は大切に思っている彼女だけれど、鷹比等だけは特別なんだよね…。進言も何かと彼を気遣っているのがさ…雪さんの可愛い所だよなってニヤりとする所もあったりしました。勿論七花の事もちゃんと見てくれていて、彼が自分らしさを削る事なく当主をしていられるように鷹比等と一緒に何時も尽力してくれていました。
親王鎮魂墓では自身も戦闘不能を経験→養老水で回復という、パパ長広と同じような経験をする事になってしまいます。
プレイヤーも内心無理じゃね？って諦めかけたのに、粉雪は決して折れませんでした。健康度半分切った状態なのにそれでも奥義の進言をして術「春菜」入手の一助となってくれました。大切な家族の為に躊躇わず自分の力を出し切る、この時の雪さんの強さは眩しかった…。
粉雪はニコニコと笑顔を振りまく性質ではなくて、むしろ知らない人からすれば不愛想にも感じられるけれど、何時も家族を思いやる優しさを持っています。最後も直接指導こそしていなかったけれど、強い能力を有している反動でメンタルが不安な鵬喜ちゃんやなのかの事を気にしていた筈。
だから正直この遺言を聞いた時は何だこれ？と、戸惑いしかなかったんだけれど、実は彼女の物語はこれで終わっていなかったんだ…。
…はい？
え、いや確かに氏神に関する説明は追加されていたけれど、鋼矢からじゃないの？粉雪なの？これは本当に不意打ちで、提案出た途端リアルにえっ？！って声出てた。
観音母とか強くて優しい彼女にピッタリじゃないか…！
遺伝情報にしても雪さんらしいというか、安定感があるな。突出したものが無いけれど、うわっていうような酷いものも無い感じ（鋼矢が目覚めさせた父系心火がらそっと目を逸らしつつ…）
うーん…能力的なラインを越えたっていうのは勿論だけれど、雪さんの場合、その心持ちが評価されたっていうのがあるかもしれないな…。
天界は決して一枚岩ではないから、これからも一族にちょっかいを出してくるかもしれない。好き勝手に扱うかもしれない。貴方が八九寺家の氏神として存在してくれればきっと抑止力になる、くらいの事はイツ花を通して打診されていたのかも。
だけど悩むな…。
いや、粉雪の事だけだったら迷わず了承した。だけどこの話を聞いてプレイヤーが真っ先に思ったの、え、鷹比等は？だったんだよね（笑）
今までの八九寺家男女の拗れっぷりは何だったんだっていうくらい、自然に付き合っている二人だから、粉雪が氏神になって、鷹比等がなれなかったらって考えてしまいました。総合素質は雪さんの方が高いから、難しいんじゃないかって気がするし、細かな数値抜きにしても鷹比等って露骨に打たれ弱いから、自分だけが氏神になってしまうんじゃ…って雪さんも思うんじゃないかと。
その後氏神になる子は出てくるだろうとはいえ、其処に一番いて欲しい彼は存在しないかもしれない。その可能性が高い。その孤独は怖いだろうし、何より生前では考える事もなかった“長い時間”に独りっきりになってしまって耐えられるだろうかという恐怖は絶対ある筈だよな…。
これにしたって、他の家の様に生前の一族が持っていた力のみが切り離されて昇天するっていう設定にしておけば其処まで悩む話でもないんだけれど、八九寺さんちに関しては、本人が生前の意思・記憶を持ったまま氏神になるっていう考えなので…。
正直その場では決められず、リアル時間で一日悩みました（苦笑）。
だけどな…これで鷹比等と道を違える事になったって、僅かでも家族を守る事が出来る可能性を提示された雪さんが氏神になる事を断るとは思えませんでした。
済し崩し的に当主ではなく本人が意思決定するようになっていますが…。兎に角ここは…八九寺家最初の氏神になってもらうしかないでしょう粉雪に！
属性は風でした。位置は此処。お祖父ちゃん（幻八さま）が近くに居ます。
この展開を鑑みると、粉雪の最後の言葉って、天界サイドに対する皮肉であり宣言なんじゃないかって思えてきます。
こっちをいい様に操ろうとしているのは分かっている。今はそれに乗らざるを得ないけれど、最後まで踊らされない、私がそうさせない、一人だって絶対にやってやるっていう、そんな決意の表れじゃないかって。
強いなあ雪さん…。本当に強い人だ…。でもやっぱり寂しいよ…雪さん…。
私は前に、進み続けるんだ。
（…本当に、凄い人だ）
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