六代目当主・創作　その九



６月　白骨城


　奥義継承が嬉しい６月です。
　創作くんの指導の結果もかなり良いのでは。こういう所、彼が天才肌じゃない感じがして好き。



　七花も実戦部隊へ。
　この子はどんな風に成長して行くんだろうか…。


　そんな七花と入れ替わる様に足利の健康度の低下開始。…長広みたいな短命でこそなかったけれど…辛いな…。
　創作くんは１００を維持。



　年長者のどちらを引率者にしようかと悩みつつ、取り合えず投資。
　商業×20,000、宗教×10,000、娯楽×5,000、公共×10,000両の投資で公共がランクUP！

　
　此処はやっぱり創作くんに面倒を見てもらおうか…という気持ちに傾きかけた頃、地黄玉金丸を食後に一日三回服用した足利が健康度完全回復！

　これ、明らかにもう一度戦場にっていう気持ちの表れだよね…。
　パパ学も戦う事に異様な執着見せていたけれど、それともまた違うというか…。近いのは大江山で無茶な進軍をした守。それこそ野分ノ前さまに指摘されたように、焦燥感に駆られている感じで、どちらかと言えば不安になるような雰囲気なんだよな…。
　戦略的な所でも創作くんが若手を率いた方が良いんだ…それは分かっているんだ…。




　だけど創作くん、ずっと一緒に戦ってきた足利に強く望まれたらそれを無下に出来ない子だし…と、足利、粉雪、鷹比等に初陣の七花という編成に。

　行先は何だか久しぶりな気がする（実際二年前に病の学が夢残ヶ原をうろうろした時ぶり）、白骨城！流石に赤い火は無し。



　恒例、新人君は速瀬要員。

　七花はやっぱり水と風の上昇が鈍い。鷹比等の土はもう…（苦笑）。

　これは朱の首輪編成！雪さんの一撃！

　兎耳もとい白兎の帽子効果で稲葉ノ美々卯さま解放！
　粉雪の技火も息の根が止まりそうだ。体力と引き換えに長広の火が消えてしまった感があるけれど、雪さんだから良いんだ（おい）



　この美々卯さまは結構綺麗に撮れたのでは。

　白骨城内部へ。



　奥義使いたがる系男子。
　七花は父ちゃんが教えてくれた技！って効果も分からず使いたがっている気がする。

　足利の飛び蹴り！
　ナマ足くん格好良いねって言ってくれる眉美が居なくなって一年過ぎてんだよね…って、何でかこのタイミングで思い出してすん…となるプレイヤー。

　兎も角も鷹比等は体力が上がってくれるし、七花は技土、体土が良い伸びだから…大丈夫…かなあ…。





　七世代目の攻撃！
　七花と闇の光刃、粉雪と竜神刀は相性が良い。鷹比等も単純に攻撃力が高いので下層はほぼ苦戦しない印象です。



　七花には防御してもらって暴れ石の併せ！

　足利の体は完全停止…。これは分かるけれど、心や技も水以外がほぼストップしているのがな…。焦って無理している感が伝わってくる…。

　あ、お前貴重な七花の技力を！（避けました）

　何度か戦闘を重ねてふっと思う。あれ、七花奥義行けるんじゃね？しかも此処に朱の首輪あるよ？
　元々八九寺さん家、朱の首輪禁止していた訳でもなかったんだけれど、増築・復興資金で売ってしまったり、補正しても他の能力が低くて奥義狙えなかったりで、これまで全く使う機会がありませんでした。しかも七花って多少？の禍々しさを全く気にしなさそうなキャラクター。これも何かの縁じゃないだろうか…という事で、

　これが…。

　こうなって…。

　こう！
　奥義！双光七花斬！！

　七花、朱の首輪の影響で一度は大暴れしつつも、年上メンバーで何とか剥ぎ取った後はケロッとしてそう。

　「スゲえ！炎がバーっとなってぐわっとなってバシッと来た！」
　「…何言ってんですか七くん」
　「父ちゃんみたいなカッコいい奴だ！」

　さて期待の新人・七花のその後ですが…。





　粉雪の傷を治そうとしたり…。



　鷹比等を気遣ったりしつつも…。

　双光斬進言して来ねえ！（笑）
　朱の首輪の影響の付いては考えている所があるのですが、こいつは奥義発動の際の格好いい決め台詞が見つかんないとか、本当如何でも良い事で悩んでそうだよな（こら）。

　そしてここにもしれっと朱の首輪をつける人が。


　「鷹比等、何かあったら私を止めてくれ」
　「雪さん？！」




　再び奥義！
　疾風剣粉雪…字面凄く綺麗じゃないですか？！（親馬鹿）実際この奥義を使うと粉雪の舞うエフェクトがかかりそうだ。

　奥義創作の勢いでアシゲの祭壇へ！



　恨み足戦！

　初手は安定の足利。速風の御守り。二番手、粉雪は鷹比等に萌子。
　そしてそんな鷹比等は粉雪に鏡…お前本当に何なの？いや粉雪好きなのは分かるけどさ…パパみたいに一切照れないんだな…。

　連弾弓打ってもらいました。
　スクショのタイミングが合わな過ぎてもう何が何だか…（苦笑）

　足が力溜めしたので七花は防御してもらいます。



　この後も基本鷹比等がメインアタッカー、足利にサブのアタッカーになってもらうつもりでこの親子の攻撃力を上げていました。
　プレイ記書いている今ならこれプレイヤーのミスだよなってはっきり分かる。防御が完全に疎かになっていた。正直この時は初陣の七花さえ防御しておけば何とかなると思ってたんだ…。

　だけどこの後、恨み足は防御している七花ではなく隊長である足利を狙いました。そして足利の高い回比率虚しく一撃で潰され強制敗走…。
　もう本当に…スクショを撮る余裕もなかったよ…。ごめん…ごめんよ足利…。


　多分体の半分くらいは吹っ飛ばされたんだろうな…。それを子供達が運んだんだろうな…。
　創作くん、どんな顔して出迎えたんだろう…。

　六世代目次男・足利。
　特筆すべきは何しろ奇跡としか言いようがない技の土素質（足利の上も下もちんまり真宵ちゃん土素質な事を思うとリアルに奇跡な気がする）。職業柄回比率が高かったのと、術耐性に関する値が優秀だったお陰で低かった体力をそこそこカバー出来ていて、長広程は貧弱な印象は無かった子です。あとはやっぱり足の速さかな…。戦いにおいて高確率で初手が取れるのはやっぱり大きなアドバンテージだったと思います。
　創作くんのような安定感こそないものの、彼にはない突破力があるのが足利という印象でした。
　そんな足利、性格は祖父の守に似ていて、プライド高めの自信家（心の風が突出して高い）。上と下に同世代の子がいるという立ち位置の所為か、一寸格好付けたい、背伸びしたいという気持ちも強い子です。

　だからこそ少し年上で、攻撃面（だけ）は自分より優れていてしかも異性の眉美には負けたくなかったんだろうな。しかも彼女は変な綽名＠ナマ足くんを付けて何かとちょっかいを出してくるから尚更意地になった感じ。とはいえ眉美って、足利を揶揄うのと同じかそれ以上に心から凄いねって褒めてくれたりもするから満更でもない気持ちにもなったりして…。
　ざっくり言ってしまえば足利にとって眉美は好きな女の子。一番守りたくて、そして何より自分を認めてもらいたい相手だったんだよな、と思います。

　何事もなければキャッキャウフフとじゃれ合って過ごせた筈なのですが、眉美は１０ヵ月で戦死してしまいます。
　生き残った男子それぞれにショックだったけれど、皆の為に戦う自分に誇りと自信を持っていて、眉美を守る力があると信じていた足利にしてみれば、プライドを思いっきり叩き折られた形になります。で、彼って割と逆境に弱いというか、結構繊細な所があるんだよね…（晩年他が鈍っても水だけは上がっていたり、心土の素質だけ低かったり…）。

　六世代目男子全員で真名姫に挑んだ時には技土が高い足利が鍵だった訳ですが、ここでも（そもそもがプレイヤーが阿保な所為だったんだけれど…）眉美の兄である長広が戦闘不能をなってしまいます。幸い養老水のお陰で長広は助かったけれど、足利、ここでもまた自分には家族を守る事が出来なかったって思って、眉美の事を思い出したんだろうな…。

　そして世代交代。
　長広は自分のやれる事はやった…と、ある程度気持ちの整理を付けられていましたが、足利はそうではなかったような気がします。だから自分の命に終わりが見え始めても、健康度を完全回復させ、ギリギリまで粘って強くなろうとした。それは守りたくても守れなかった子がいたから。だから強くなりたかった。

　好きな子を守りたいって思う気持ちが出発点の筈なのに、それに捕らわれて、焦って周囲も、本来の目的も見えなくなって、だけどそれに気付く暇もなく、容赦なく、一撃で潰されて（それも弱点である体力の低さが仇だもんな…）、どれだけ悔しくて、情けなくて、辛かったんだろう…。

　

　まだ、ぼくの手は、届いていないのに。


　（僕には何も、出来なかった）





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