六代目当主・創作 その五
１１月 忘我流水道
無謀かもしれない中ボス戦チャレンジ…の前に、橋を架けるお知らせ。
途中で倒れてしまった眉美の為にも先へ進みたい六世代目男子にはいい後押しになりそう。
街の人達も応援してくれているのか。大売出しのお知らせ。因みに防具屋さんは二割引き、雑貨屋さんは一割引き。
ただね…防具は今装備している物以上に良いものが売ってないんだ…。でもその気持ちが嬉しいよ…八九寺家街の人達に好かれてんのかな。本当有り難う。道具は減ってしまった分を補充します。
それでは改めて、これまでの討伐での術の習得具合。
長広が今回新たに習得しているのはこの辺。で、本当今更なんだけれど、水祭り持ってないんだ八九寺家…。
足利は陽炎や円子、そして黒鏡習得済。
創作くんは黒鏡や白鏡を習得済み。この子技火こそ弱いけれど、他が安定して上昇してくれるので装飾品の付け替えが出来ないながら、回復・補助系の術を結構覚えてくれます。有り難い。
よろよろ、よたよたしながらも、何とかここまでやって来た六世代目男子達。向かう先は…。
忘我流水道！六世代目貧弱男子チーム（だから創作くんは風評被害…）が戦うのは敦賀ノ真名姫！！
携帯袋には勿論岩清水ノ槌。そしてこれも常に持ち歩いていた眉美の海ノ首飾りは何処に行ったかというと…。
ここ。足利の装備品として燦然と輝いて貰っています。
感傷というよりは（それもあるけれど）、戦略の一環というか…この子は何しろ技土に奇跡を起こしたので（六世代目どころか、これまでの八九寺家の中でもダントツに高い）、これで技水も高めて少しでも生存の可能性を上げておきたい。
後半に赤い火点灯！勿論ギリギリまで粘ってレベル上げはしたいけれど、タイミング次第では赤い火で突っ込むのもありか。
足利レベルUP。若干体の値が鈍って来た。でもお前本当技土（あと体土も）凄いな。その幾らかを心土に回してくれないだろうか…。
創作くんの薙刀絶好調！
そう言えば無かったなと気付いた術「水祭り」今獲得しました。もう一寸早く欲しかった…！
更に「寝太郎」も青い火で入手！そういえば前にスロット止まった時は、眉美が攻撃外して逃げられたんだったな…としんみり。
長広が撃って、足利飛び蹴り！
長広レベルUP。技火の上り幅凄い。そしてここに来て心土が急上昇。だけどこの子の場合、交神もして、もう変な風に落ち着いちゃった感があって逆に怖い。まだまだ足掻いていいんだよ…。
上流までやって来ました。
長広が眠らされたりしながらも…。
赤い火タイム突入で「ハフリの笠」入手。
そしてここで金トラ大将相手に一列に並んでしまい、寝太郎喰らって全員で眠ってしまうという、学習能力ゼロ丸出しのミス…！
何回同じ失敗繰り返せば気が済むんだプレイヤー。幸い敵がさっさと逃げてくれて助かったけれど、ここで全滅して強制敗走したら泣くに泣けないぞお前達（そもそも誰の所為だと）
当然道具も使えないのでじりじりしながら回復を待って急いで移動。
炎ラスト一個で、来た…終にここまで来た…！
「無謀かもしれないけれど…だけど」
「今までこの時の為にやって来たんだ。今更後に退けないだろう」
「あいつに…まゆに、見せてやりたいですからね」
折角なので選考会で貰った祝いの鈴も使っちゃいます。上手くすれば次世代でも…と期待していましたが、残念ながら破損。創作くん、気負うのは分かるけれど、一寸肩の力抜こうね。
行きます！敦賀ノ真名姫戦！
肉とか必要ないのは本当なんだよ。だって如何したって死んだ子は生き返らないもんな…。
普通に戦えばまず勝てない相手・敦賀ノ真名姫。プレイヤーが無い知恵絞って考えた作戦…。
足利には眉美の（ここ重要！）海ノ首飾りを装備させて技水を補正させた状態。ここに土祭りを二回かける。そして長広は元々高い技土を底上げ＆技水補正有りの足利を鏡でコピーしてステータス上昇。これで真名姫に耐える…！
兎に角此方は技土に余裕のある足利と創作くんが先に手番を取れるか如何かが鍵。真名姫より早いか如何かは真宵ちゃん大明神に祈るしかないですが（頼りない…忍野くんフォローお願いしても良いですか）、このチーム、全員敏速は高めで誰が初手を取ってもおかしくないので（大抵は足利だけれど）、念の為長広には孤高の兜を装備して貰いました。今回ばっかりは三番手になって欲しいんだ長広には…（冷静なつもりでかなり思考回路変だった。そもそも長広が鏡使う前に真名姫使われてたら如何するつもりだったんだ…）。
初手、足利！これを更にズタズタにしたいって結構えげつないなお前。ここは土祭り。これ以降緊張し過ぎてスクショがありませんが、二番手は…創作くん！同じく土祭り。
次は真名姫に手番を取られましたが、体力に比較的余裕のある創作くんに対して通常攻撃という幸運！忍野くん有り難う！（ここで咄嗟に初代じゃなくて第一子に対してお礼が出る八九寺家スタンス）。
土祭り×２でこんな感じの上昇。足利スッゲエ。
計画通り長広は足利に鏡を向けて貰います。
思いの外早いタイミングで攻撃のチャンス！創作くん良いダメージ。
もう孤高の兜外してもいいのにすっかり忘れているプレイヤー（完全にテンパっている）。
二回通常攻撃の後に、真名姫来た…！
怖え…！でも耐えた…皆耐えたぞ…！
すかさず回復。
土祭りしたり萌子かけたりしつつ…。
此方も攻撃…！と思ったら創作くん、まさかのミス…！此処でか…！この状況でこう来るか…！
こういう失敗がぽろぽろッと出てくるのが創作くんが物凄く頑張って、色々と耐えて当主しているって感があって好きなんだけれど…心臓に悪いんで本当止めてください…！
そしてここで二回目の真名姫！
まだ…まだ大丈夫…！
自分も結構ヤバいのに長広優先で回復してくれようとする足利。
そうだよな…眉美の時みたいな経験、したくないもんな…。後ぶっちゃけた話、もう万金露の在庫が其処をついているんだこの時…。ここはお地母で。
そして肝心のスクショが歯抜けの状況ですが実は真名姫、水祭りを一度間に挟んでいます。その状態で手番が回って来たのが長広。この時、彼の鏡切れていて…はっきり言って危険な状況。だけど此処で全体回復しないと全滅の可能性が高い…。ゴメン長広回復お願い！
ここで三回目の真名姫！
回復間に合った創作くん耐えた＆足利回避！だけど長広は耐えきれず撃沈…申し訳ない…本当に申し訳ない…。
「創作、長広さんが！」
「…っ（あの時、おれが、攻撃を失敗していなければ…！）」
だけどこれで反撃に転じれます。円子で創作くんを回復した後は創作くん＆足利コンビで攻撃！
足利の、（もしかしたら眉美の気持ちも乗った）ギリギリの、攻撃が。
まさかの…。
トドメの一撃！
真名姫の捨て台詞は右から左に聞き流し（御免なさい）、兎に角長広だ！長広に養老水！
激流に翻弄されて岩場に強打して内臓から下半身からぐちゃぐちゃにになってそう（何でそんな嫌な想像を）。
一個目は回復量２４…死亡判定回避にもう少し足りない。二個目使います…！此処で回復量最低ラインとか無しでお願いします！眉美、お前の兄ちゃん、ここまで頑張ったんだよ…もう少しだけでも生かしてあげて…！
回復量２６…！５０まで回復した…！
良かった…！やった…！全員無事で帰れる…！
帰って来たよ…！皆で…！！
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