五代目当主・学 その一
７月 白骨城
最年長ながら救命の為に五代目八九寺真宵を襲名した学。
思い起こせば今日子さんママの余接ちゃん戦死直前、この子も長生きかな、だったら守の子供が当主になったりするのかな、と考えていましたが、巡り巡って現実になっちゃったよ…（涙）。
八九寺家は真宵ちゃんと忍野くんが話し合って“八九寺真宵”の名前を残す＝名前を継承していくと決めた設定にしています。
つまりこれは、イツ花の中の真宵ちゃん成分（成分？）が言わせているんだろうか…。
励ました後に容赦なく叩き落すイツ花さん。
あれ、そもそも、病って流行ってた？とメモを見返すと確かに６月に流行り病コメントって書いてある…。
八九寺家、真宵ちゃんの加護で流行り病とは無縁という根拠のない自信があったから思いっきり聞き流してたんだよな…。え、一寸待ってこれどうなるの、というプレイヤーの動揺を余所に、イツ花さんの報告はまだ続きます。
今日子さんの存命中には会う事は叶わなかったお子様の来訪。
はい、またしても双子ちゃんです。そうだった幻八さま双子率高かった…（これが先の交神で忘れていたもう一つの事です。交神画面見て本当に吃驚した）。
と、いう訳で今日子さんと幻八さまのお子様登場。ここから六世代目。
まずはお兄ちゃん。忍野くん以来の土髪。でもアロハは似合わなそうな（何の話）３３番くん。長広（ながひろ）と命名。引き続き美少年探偵団シリーズ、美少年探偵団団員・美声のナガヒロこと咲口長広から。
続いて妹ちゃん。余接ちゃん今日子さん譲りの水髪の１２番ちゃん。眉美（まゆみ）と命名。美少年探偵団の紅一点＠男装、美観のマユミこと瞳島眉美から。
長広は折角手に入れた指南書を利用して大筒士に。眉美は妙に装備が充実している壊し屋にしてみました。
一卵性双生児で、本当にそっくりな踊ちゃん満ちゃんに比べて、似てないな！というのが第一印象。
見た目もそうだけれど、この子達、心の素質バーの高い所と引っ込んでいる所が見事に真逆です（プレイヤーのスクショが下手過ぎる所為でアレなんですが、長広は火水が低くて風土が高く、眉美は火水が高くて風土が低い）。これだけで何か面白そうな予感がするのに、長広の方が微妙に体の伸び具合が悪いんだよな…。妹に比べて貧弱なのが嫌で腕立てで鍛えている長広と、そんな兄の背中に乗っている眉美っていう構図が浮かぶ（笑）
そしてこの兄妹の素質を確認しようと歴代勇士録を開いて判明する衝撃の事実。
あれ、長広は…？
眉美より低いのは仕方ない、学より低いのもまあ分からないでもない。でも踊ちゃん満ちゃんより低いって…（この二人は素質点全く同じ）。六世代目だよ？大江山越えした今日子さんの息子だよ…？
これを知った後に、日課：腕立て千回を見ると…初見と違って笑っちゃいけない気がしてきた。必死過ぎるだろ長広…。
取り合えずお兄ちゃんの素質は見なかった事にして（実際見えなかったけど）現在の八九寺家。病の当主に想定外の双子二組目…本当に如何してこうなった（プレイヤーが考えなしの所為です）。
兄妹の訓練は双子ちゃん同士という事で、まずは踊ちゃんは長広、満ちゃんは眉美に指導をお願いします。
実際は学当主就任→病→双子兄妹来訪という怒涛の展開だった訳ですが、物語的には長広・眉美がやって来て賑やかにしている所に、“学さまが病に…”と踊ちゃん満ちゃんに告げるイツ花、という感じなのかなと思っています。
覚悟して開く、現在の学のステータスが此方。戦闘不能翌月という事もあって、パパ守の寿命月を彷彿とさせる下がり具合。これ鳥居千万宮の怪我も治りきってないでしょ…。
しかしこの子…継承刀持って鬼朱点と戦って、二回＠暫定の戦闘不能を経験して当主になって病にもかかるって…。矢鱈と設定（設定？）盛り過ぎになってませんか。本当勘弁してください。
彼は、心の素質が低くて、突出したものがない分逆にメンタルが凄く強い印象。実際これまでこの子が精神面で弱るシーンって全くイメージ出来なかったのですが、流石にこれは如何なるんだろう。辛くない訳はないんだけれど、双子ちゃんに弱音は…吐かないだろうなあ。むしろ全神経使って何時もと変わらない態度で相対している気がする。
だからと言って、交神に赴いて、そこで相手に泣きつくかって言うと、それもないんだよな。正直今の状態や年齢を考えればここで学の交神というのが一番安全で、それを見越して双子ちゃんに長広・眉美の訓練をお願いした訳なんですが、いざ交神を選ぼうと思うと、学が“病だから、討伐は難しいから交神？いやそれは違う！”みたいな謎の反抗をするんだよ…。確かに、自分が死にかけて（二度目）、今日子さんから当主を継承する事で生き延びたっていう状況で、じゃあ交神って気分には…なれないか…。
と、いう訳でワイワイと訓練をしている双子ちゃんズに内緒で一日三回の千金人参を服用して健康度を回復させた学。
気休めにもなりません（汗）。
踊ちゃん満ちゃんには内緒で討伐に。
流石のイツ花も止めますが、学は止まりません。
装備しているのはパパ守の豪剣五ツ釜。心渡はお守りとして持っていきます。
行き先は白骨城！
「やあキミ、随分と調子が悪そうだね？大丈夫かい？」
「うむ、少し三途の川の御婆殿と長話をし過ぎたようだ」
「…本当、キミの言っている事って良く分からないね」
二度も三途の川を渡りかけた学なので、何時の間にか奪衣婆と仲良しになっていたら面白いな…と。それでは世話になったな御婆殿、もう来るんじゃないよ！くらいの会話はしてそう（笑）。
「そう。ここにいるのは大江山で果てた者達だ…」
（だから何だというのだろう。ぼくは、この場所に、何を期待しているのだろう）
大江山越え最後のメンバーとして、彼は四世代目の辛さ、後悔、無念を誰よりも身近に感じています。特に父親が凄く苦しかったのは最後の月一緒にいた学には凄く良く分かっていて、だからちらっとでも思っちゃった筈なんだよな…ここに守がいるかもしれないって…。
赤い火は無し。あったらそれはそれで困ったけれど…。
ドクロ大将すら一撃で倒せないぐらい病でボロボロの学。一回戦闘する度に出てくる健康度注意の文字…
献花喰いに潰されかけたり…
ひょんに蹴られたり…
夜叉の花乱火に焼かれたり…
ドクロ大将に梵ピンを使われたら（タイミングにもよりますが）退却か引波の御守り！
こんな危うい状態で、何かするっと手に入れちゃった「串刺しの槍」と「白兎の帽子」。
学…お前凄いな。
技力が赤信号になった所で帰還を選択します。
物語的には、踊ちゃんと満ちゃん、学の事必死に探して、迎えに来たんじゃないかと思います。
何だったら心配かけた分、双子ちゃんの息の合った鉄拳制裁ぐらいしてもいい…というのは冗談ですが、彼女達にとっては心配もそうだけれど、これまで呆れる程メンタル強いと思っていた学にも、弱い所があるって所が衝撃だった筈。実際決して気が強い訳でもない似た者同士の双子ちゃんが大江山から此方、訳が分からない間に鬼が強くなって、パパ厄介の戦死を目の当たりにして、それでもこれまでブレずにやってこられたのって、無意識に学に寄りかかっていた所があるから…。勿論学は頼られて潰されるような性質ではないけれど、家族なんだから頼る頼られるじゃなくて、一緒に歩いていかなければって決意して、そこら中探し回ったんじゃないかな、と…。
「踊くんに満くん…？如何して此処に？」
「“如何して此処に？”じゃない!学さんの阿保！」
「病気の事も、怪我の事も、何で黙ってたの学さんの馬鹿！」
「本当に、心配したんだから！」
「…うん」
「何も言わないで、居なくならないで…」
「…うん」
「ねえ、帰ろう…一緒に」
「ねえ、帰ろう…一緒に」
「―――――そうだな…帰ろうか」
今度こそ、皆で帰って来たよ…！
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