四代目当主・今日子 その六
1023年
１月 親王鎮魂墓
自分達が無茶をして最年少が死にかけて（一度は心肺停止した筈）、朱点が落としていった養老水で助かった…という状況に折り合いを付けられそうにない四世代目ですが、学が命を落とさなくて本当に良かった…！
と、いう訳でイツ花の浮かれた報告から始まる八九寺家の新年。
いやでもこれ今日子さんは勿論の事、守も厄介も絶対頭に入っていかないから（と、いう訳で真ん中割愛）。踊ちゃん満ちゃんはズタボロになって帰って来た家族の暗い表情に動揺してそうだし、唯一まともに聞いてくれそうなメンタル強者の学はまだ意識が戻ってなさそうだし…。
畳み掛けるように続く報告。
畳み掛けるように続く報告その２。
学の元服。いや本当空気読もうよイツ花さん…学ついこの間尻に潰されたばっかりだよ…（だからその表現…）。四世代目は怒る気力もないだろうから、只々気まずい空気が流れているんだろうな…。
きっとイツ花的には、学はきっと交神が出来るくらいに回復するから元気を出してくださいネ、ぐらいの感覚で言っているんだろうな。
プレイ記書きつつ、まだふわっとしている八九寺家設定の中で、イツ花は昼子様の力に初代真宵ちゃんを形作っていた何か（何かって）が混じって出来ている…なんていうのがあったりするのですが、こういう状況での斜め上行く慰め方って真宵ちゃんっぽいよな…と思います。
本当助けて忍野くん（突然の無茶ぶり）。
改めて現在の八九寺家。
守の健康度は回復する事なく半分を割りました。多分怪我も治りきってないんだろうな、彼。傷を治そうっていう気力の方が減退してそう。
寿命だもんな…大江山で全部終わらせるつもりで口癖通り命賭けて、だけどそれが終わりではなくて、しかも自分ではなく息子が死にかけて…それを挽回する時間も与えられないって…。だけど守はそれも当然の報いだと考えているんだろうな…。
健康度が回復していないのは学も同じ。
先にもちらっと書きましたが、何とか命は助かったけれど、まだ意識は戻っていないとか、そんな感じなんじゃないだろうか。
これだと（厄介が）見切れちゃっているんですが、厄介・今日子さんは健康度１００を維持。
そして二ヶ月留守番させた双子ちゃんの忠心がほとんど減っていない。皆無事に戻ってくるって信じて、心細い中二人で待っていたんだと思うと無暗に泣きたくなる（大江山から引き続いて四回目）。
健康度が低下している学には千金人参をそっと…。何とか７０台まで回復。
守は…断るだろうし、仮に処方されても絶対飲まないだろうなと思ったのでそのままです。
心は兎も角、身体の方は元気な四人で討伐隊を編成。
踊ちゃんには野山の勲章、満ちゃんには闇の光刃＆赤光の勲章を装備させます。双子ちゃん…可愛いよね（現実逃避）。
此処でイツ花から…。
物語的な展開だと、迷宮出現→討伐隊編成して様子を見に行ってみよう、と言う感じになるんだろうな。
今日子さん、表面上は絶対動揺見せてないだろうし、実際黄川人が何か仕掛けてくるって想定して、各方面に根回ししてそう。
「今日子さん…大丈夫？」
「勿論です…この位、当然想定の範囲内です。そうです、この位…」
大江山を覗きつつ…。
向かう先は他家様に倣って親王鎮魂墓へ。
「今日子さん、厄介…気を付けてな」
「大丈夫です。それより守さんもちゃんと体を休めてくださいね」
「怪我、治したら…また一緒に…」
「ああ…ごめんな」
ここで今日子さんや厄介に、黄川人（或いは天界とか）にでも恨み言をぶつける元気があればいいんだろうけれど…絶対ないだろうな…。四世代目が悔やんでいるのは彼を外に出しちゃった事じゃなくて、学を一度は死の淵に追いやってしまった事だからさ…。
一方大江山討伐に不参加で、実は黄川人とはほぼ初対面の双子ちゃんは、彼に対して特別な思い入れもないので、この人が敵なのか…という、戸惑いの方が大きい感じか。
ボーナスは初回とラスト二つに点灯！これは期待できる配置なのでは…。
基本的にはくららからの背後回り込み作戦で戦ってきます。厄介と今日子さんの攻撃がかなり通るので手番さえ上手く回れば其処まで危険にならずに住んでいる感じ。
この他に「象牙の槍」なども入手しました。
ここから暫くプレイヤーが踊ちゃん満ちゃんに癒される時間となっております。
前列に出て敵後列へ飛び蹴りするのが好きな踊ちゃん。
満ちゃんが前列一掃攻撃だから、そのフォローをしているつもりなのかも…可愛い。
敵の攻撃はキツいけれど、すかさず回復進言の踊ちゃん…！。
大江山ショックで子供達はお雫という今日子さんの言いつけを忘れている厄介。
満ちゃん体力半分近く削られているからお雫かけてあげて！
その満ちゃんは先程から状態変化術に挑もうとしています。少しでも皆が楽になれるように考えてくれているんだろうな…可愛い。
地下へ侵入。
満ちゃんもお地母習得済み！
眠ってしまったパパ厄介への回復も忘れません。
本当この双子ちゃんの進言が周囲への気遣いに溢れていて無闇に泣きたくなる（五回目）。
ラストに並んだ２回の赤い火タイムでは、決定力不足もあり敵大将に宝を持ち逃げされる事も多かったですが、何とか『筒の指南』入手！
厄介の技火の上がりが凄い…凄いけれど体の上昇完全停止した…。
ここで討伐期間終了。体調変化を見ると…。
やっぱり健康度が激減…この子もか…。
だけどな…八九寺家に帰還するとそれより早く寿命を迎える子がいるんだよな…。
四世代目長男・守。
正直パパ忍が弱かった→奉納点少し奮発、加えて剣士という職業のお陰か、安定したアタッカーとしてとても頼りになりました。技土が低めになりがちな八九寺家では比較的高めな値だった事もあり、特にボス戦では彼を中心に戦っていた感じです。
当人もそんな自分に自信を持っていて、“何賭ける？”と無茶をしても、その“何か”は自分で贖える範疇だと信じ切っていて、自分が頑張れば何とかなるという意思の元、大抵の事は何とかしてしまうのが守でした。
大江山での無茶な討伐続行を主張したのも、（はっきり其処まで声に出してはいないとは思いますが）自分の命を賭けているんだ、だから自分が死ねばいい、くらいの気持ちから。討伐続行に関しては、厄介や今日子さんも納得づくだったけれど、彼の強い意思がなければここまでの強行軍にならなかったと思うんだよね…。
ただ、当然の事ながら、現実は自分が何とかすれば、自分が犠牲になれば何とでもなる…というものではありません。本当は余接ちゃんが大江山で戦死した時に気付いてもよさそうなものだったけれど、この子、なまじ出来る子だったから自分がもっと努力していれば…という方向に感情が動いてしまいました。この辺りを境に、進言が妙に堅実になったのも、守の必死の努力の表れなんじゃないかと思います。忍譲りで根は凄い真面目な子だから…。
それが結果として、鬼朱点戦で本来守るべき存在である息子の事を失念し、挙句に守るどころか学が生死の境を彷徨う、しかも呪いは解けないという最悪の事態を招いたわけです。しかも学を助けたのは朱点の養老水で、守はここで何も出来ていません。これで大江山に挑んだ動機が多少なりと前向きなものだったらまだ良かったんだろうけれど、彼の（そして四世代目の）根幹にあるのは余接ちゃんが戦死してしまった過去を否定したいっていう、どちらかと言えば後ろ向きな感情で動いているから、本当、自分を慰める手段が一切見当たらないんだよな。
名前とは裏腹に、誰も守れていないって痛感して、それに気付いた時にはもう残された時間がなくて…後悔もしただろうし、何より物凄く辛かっただろうな…。
今までの生き方を全否定され、挽回する機会すら与えてもらえなかった、守の最後の言葉はこれでした。
こんな謝罪では、全く足りないのだけれど。
（謝る事なんて、何もないのに）
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