三代目当主・余接 その三
５月 交神の儀
流行り病が沈静化したと笑顔のイツ花。むしろ流行っていた事に気付かなかった…（おい）。三世代目が病に全く縁がなかったのは初代真宵ちゃんのちっちゃな加護だったのかもしれない。
うっかり忍の指導の結果をスクショし忘れましたが（ごめんよ忍…）、各パラメータ順当に上昇しました。彼自身は精神が不安定な母親と矢鱈厳しい伊豆湖に指導を受けているから、そうならないようにって気をつけて息子と接していたりするのかもな…。
今月の守の訓練は扇ちゃんにお願いして、余接ちゃんが交神へと向かいます。お相手は一寸悩んで火車丸さま。
「しょうがなくないですよ！宜しくお願いします！！」
「…おう（何か調子狂うな…）」
何処でも元気いっぱい余接ちゃん。生まれてくるのは女の子です。
６月 相翼院
扇ちゃんの指導の結果。
流石に火の上昇がいいな。
その扇ちゃんと河太郎さまとの子がやってきました。願い叶って？パパには全く似ていない６番くん。厄介（やくすけ）と命名。忘却探偵シリーズの冤罪を呼び寄せる不運青年・隠館厄介から。
土素質が低めなのが心配だけれど、体力は伸びてくれそうなので槍使いに。火と水という相反する属性が飛び抜けていて鈍感って、見た目とは裏腹にぼんやりしている子っぽいな…。痛みに対して物凄く耐性があって、血塗れでぼーっと立ってそう。
守といい厄介といい、一寸心配な四世代目男子。
そして忍の健康度低下開始…８８に。
確かに父と祖父が同じ神様の彼は長命の可能性は低いと覚悟していたし、最短でこそないけれど…それでもやっぱり早いよ…（涙）。兎も角も一日三回お食事後に千金人参を服用してもらって９６まで回復。
厄介の訓練は扇ちゃんにお願いして、余接・忍に初陣の守という編成で双翼院へ。そういえば守の初陣コメントは無し。むしろ初めて自分より経験の浅い子を連れて行く事になる余接ちゃんが一番張り切っていそう。あと忍の体の事もあって、あえて明るく振舞っている感じかな。
「守くん、頑張ろうね！！」
「ういっす！頑張ります！」
「声がでけえよお前達…」
赤い火は無し。袋に入れっぱなしだった強壮体火薬を守に→３上昇させつつ、片翼の御鏡を通って天女の小宮・右へ。
飛び抜けたものこそないものの、守はバランスよく成長している感じ。特に八九寺家では低めになりがちの土素質の上昇を期待したい…。
初進言では忍に鏡を向けてみたりしているけれど、これは父親を頼っているというよりは、違う能力を映した状況を楽しみたい…みたいなノリっぽい。
当然といえば当然かもしれませんが、忍の体の上昇が完全に停止しているのがしんどい…。ただ、ここに来て風の次に上昇値が高いのが土なんだよな…。自分の終わりが見えてきて焦燥感を募らせた伊豆湖とは逆に、最後にやる事を見定めて落ち着いてきているのかも…と考えると何か切ない。
今回は奥の院までたどり着けたのでデベソをぽちっと押してきました。宝箱から「逆波の勲章」「強壮体水薬」を入手。悪羅大将から術「怒槌丸」も入手して討伐終了。
相変わらず誰かがダメージを受けるとすかさず回復進言を入れてくれる忍の優しさ。
そういえば今回も「白浪」は入手できませんでした。「白浪」難民八九寺家の苦難は終わらない…（笑）。
７月 鳥居千万宮
扇ちゃんの指導の結果。
流石に火が得意な者同士という感じだな…水も結構良いかも。
そして余接ちゃんと火車丸さまとの子がやってきました。４０番ちゃん。今日子（きょうこ）と命名。忘却探偵シリーズの最速の探偵・掟上今日子から。
体はどれも良い伸びが期待できそうで、前衛向きっぽいんだけれど、若干不安な男性陣のサポートをお願いしたいので弓使いに。
誰よりも熱い心を持っているけれど、それを表に出さず、日課の瞑想でクールダウンさせている感じかな。四世代目最年少の彼女だけれど、一番しっかりしているに違いない。守も厄介も彼女の事を“今日子さん”と呼んで頼りそう。
厄介の訓練は余接ちゃん、今日子さんの訓練は扇ちゃんにお願いして、忍と守は討伐に向かいます。
決定打に欠ける上に６８まで健康度が低下した忍とまだまだ経験不足の守という組み合わせは不安ではあるのですが、最後に忍に何か戦績を残してあげたくて。
ギリギリまで討伐に行っていた伊豆湖→最年少の余接ちゃんという流れで当主が継承された結果、一族史に彼の名前が載っているのって来訪の時や交神の時だけです。特に家に来た時って、パパの名前も書いてあるから母親が父親と交神して自分が生まれているって事は分かっています。だから、後で記録だけを見ると（実際はそんな事は無かったとはいえ）、変に拗れた生まれの癖に大して役に立たなかった奴…的扱いになりそうで、それはきっと嫌だろうな…と。
記録という点だけで言えば、先月の厄介の訓練を余接ちゃんに任せて、手の空いている扇ちゃんも連れての三人編成というのがより安全なやり方。これだって忍を隊長に任命すれば彼の功績として残ります。だけど忍は扇ちゃん余接ちゃんを大切にしたいと思うのと同じかそれ以上に、彼女達に頼らざるを得ない自分を不甲斐無く感じていた筈だから、これは違うな…と見送りました（時折効率より物語性を優先させる八九寺家）。むしろ守も残して一人で行きたい位だっただろうけれど、それは流石に扇ちゃんも余接ちゃんもプレイヤーも了承できないので、ここが妥協点。
これで健康度を７３まで回復させた忍の下、扇ちゃんの忠心が下がっている…。システム的には討伐に出ていないから…なんだけれど、これ忍のやろうとしている事が本当は嫌でむくれているって感じに見える。だけど扇ちゃんは忍の気持ちが一番分かっている子だから、止められないだろうな…。
「先輩の阿保」
「…すまん」
「馬鹿。面食い。巨乳好き」
「す…いや最後のは流石に意味が分からん」
「今更止めませんよ…止めませんけれど。だけど、ちゃんと戻って来て下さいね。皆…私、待っているんですから」
「…ああ、分かっている」
九重楼の達磨さんよりは強い中ボスを倒したいので、行き先は鳥居千万宮にしました。
忍と守だけでは赤こべ大将にも苦戦する感じかな…。幸い忍がくららを覚えてくれていたので、敵の動きを止めて背後から回り込んで先制攻撃をすることで対処。ただ、燃え髪大将チームになるとそれでも倒しきれない事が多くて受けるダメージが痛い。敵もしっかり（守に体力を抜かれた）忍を狙ってくるんだもんなー本当ヤメテ！（涙）
守もレベルアップしているけれど、一寸心許無いので気休めで宝箱から入手した強壮薬を使います。技土薬→７、心土薬→８上昇。ついでに先の討伐で入手していた技水薬も使って８上昇。
そして暗黒大鳥居にて稲荷ノ狐次郎戦！
これはこれで嬉しいけれど、上の技土薬が欲しかった…（兎に角土不足八九寺家）。
念の為忍には後列へ。それでも花連火が痛い…！
因みにこの後、結構なダメージ受けた忍に回復そっちのけで鏡を向けようとする守の姿がありました…。自分の能力向上に父親の命賭けている状況になっている事分かっているか君？（苦笑）。どちらにしろ泉源氏や常盤の秘薬では回復量も期待出来ないので、回復はお雫が使える忍自身に任せ、守は武人で自分の攻撃力向上。これで何とか三桁ダメージ行ける！となり、花連火に忍が耐えている間、守には攻撃に専念してもらう事に。
当人の名誉の為に、パパを回復させる事を思い出したらしい守の図。
この後の守の攻撃の後、忍の辛うじて二桁ダメージの攻撃（確か２０位）がトドメとなり稲荷ノ狐次郎撃破！（余りのタイミングの良さに感動＆動揺してスクショ撮り忘れ…何時もの事とはいえ本当ごめんよ忍…）
流石にこの状況では先に進めないので討伐終了です。
無事帰還の喜びも束の間…。
生まれた時…と言うよりも、生まれる前から忍野くんが戦死した後悔を背負わされたのが彼。兎に角“忍野兄さん”である事を母親から求められ、上世代からのフォローは無し。これで属性武器でもあったら自分の力に自信が持てたんだろうけれど、それにも恵まれず、肝心な所で力不足を露呈している状況では“自分”を構築するのは難しかっただろうな…。
息苦しいだけの八九寺の家も、弱い自分も嫌ったままになりそうだった忍の転機になったのが扇ちゃんの来訪。自分が背負っている彼是をサラッと流し、“忍先輩”と呼んでくれる扇ちゃんの存在に凄く救われたと思います。しかもその下の余接ちゃんも明るい気質だったのと、彼女達の得手不得手がはっきりしているお陰で、気付けば面倒見のいい長男的な存在になっていました。だから忍は扇ちゃんや余接ちゃんが大切だし、一緒の時間は楽しかったけれど、それでもやっぱり自分だけの戦績が欲しくて最後には二人を残して戦う道を選びました。
それでも、最後に無茶をしても、やっぱり忍はちゃんと扇ちゃんの所に戻って来たんだな、と感じたのがこの遺言。解釈によっては独白と取れるものと違い、これは頼む相手がいないと成立しないので。扇ちゃんが“忍先輩”って呼んでくれて始めて“忍野兄さんの身代わり”から“忍”っていう存在になれたからこそ、最後の最後に、彼女の声を聞きたかったんだろうな、忍…。
…お前がいたから、おれは八九寺忍だったんだ。
（賭けなくたって、最初から勝ってたよ）
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