三代目当主・余接　その二



２月　交神の儀

　最年少の余接ちゃんも元服。この子の相手に関しては忍や扇ちゃんの方が物凄く厳しく選びそう。

「ボクは強い人が良いなあ…」
「性格も気にした方がいい」
「矢張り見栄えも大事ですよ？」

　さて、今月は忍の交神。彼はそもそもの素質が低いので（ゴメンよ）、奮発して泉源氏お紋さまにお願いします。

　物語的には、あえて扇ちゃん余接ちゃんとは違うイメージの相手を選んだ感じ。ついでに扇ちゃんの方が美人じゃないか？とかふと考えてしまって、そんな自分にすっごい動揺している。忍はきっと扇ちゃんの事好きだと思うんだけれど、自分の気持ちを自覚するの遅そうだもんな…。むしろまだ気付いていないくらいだと思う。

　この台詞、忍の父神と祖父神が同じって所を踏まえて聞くとうわあって気分になるな…。そういえば茶々丸さま、娘との間に生まれた息子（闇を感じる響きだ）の存在は気にしているだろうか…。そっと様子を伺う位の事はしていそう。だけど忍はパパ見つけてもスルーする。彼が気遣うのって基本扇ちゃんと余接ちゃんだけだし、今更何を話せばいいか分からない感じ。
　生れてくるのは男の子。



３月　春の選考会

　勅命も受けた事だし…と春の選考会に参加。
　参加要請する位なんだから組み合わせ気を使ってくれないかな（不正だろそれ）、と思いましたが、一年前同様、初回から苦手なチームとぶつかってしまいました。

　こっちも強くなっているし、いい勝負が出来る筈…！
一回戦：大原野魔術団…
　とりあえず忍にさくっと薙いでもらう…あんまり有効とは言えず…（こういう時に自力の低さが出ちゃうんだよな…）。ここはチームワークの良さを発揮する時！と術の併せ。余接ちゃんが起点になるので唯一得意な水系で…と思っていたのに白浪が未だにない八九寺家（苦笑）。

「あれ？水の術がないよ！？」
「はっはっはーそういえば白浪持っていませんでしたねえ」
「そうか道理で覚えられないと思っていた！」
「…いや其処は気づけよ」


そんなドタバタを繰り広げつつ、ツブテの併せ。これで敵大将が倒れて技有り勝利！

二回戦：日向町決起隊…初手の余接起点の術の併せ・風車。一人残ってしまって技有り勝利！

決勝戦：同志舎拳闘会…

　相変わらず進言が攻撃的な扇ちゃん。通常攻撃を回しての一本勝ちで優勝！

　優勝賞品はさくっと名品珍品で。
　道具に関しては完全に旨味の無くなった選考会。そろそろ大江山越え…出来るだろうか。



４月　交神の儀

　忍とお紋さまの子供がやってきました。ここから四世代目。

　こんな評価をされたのは２３番くん。守（まもる）と命名。この世代は忘却探偵シリーズから選びます。彼は掟上探偵事務所の警備員・親切守から。

　忍が全体的に低めだったのに比べると、流石に優秀。安定したアタッカーの存在が欲しいので剣士に。
　しかしその口癖…心素質の中では一番風が高くて土が低め。加えて勇敢そうという評価からして、危ない状況に好んで身を置くような子じゃないかって気がする。名前が文字通り御守になってくれるといいんだけれど。


　守の訓練はパパ忍にお願いしつつ、今月は扇ちゃんの交神。
　今度の大江山に守含め、次の世代の子供達を連れて行くと考えると、如何しても今のタイミングで交神しておきたいので、ここから連続交神行きます。弱い所を補いたい彼女、扇ちゃんの苦手といえば水系なので、其処が高いとなると…やっぱりこの方？

　物語的にも、扇ちゃんはスパッと白浪河太郎さまを選びそう。
　忍凄い複雑な表用になってそうだけれど（相手にするならせめて人型にして欲しい気持ちもあるけれど、イケメンに扇が好意を持ったら嫌だ…みたいな）、お似合いじゃないですかね（笑）

　この台詞本当好き…。
　今度も生まれるのは男の子です。





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