十代目当主・人識　その四



５月　紅蓮の祠


　プレイヤー的に最高の展開だったのでは？な六ツ髪戦。
　物理ダメージを０に抑え込める無敵陣は相対する鬼の戦い方によっては反則レベルの強さだけれど、これを他でもない、スペックはハイパーなのに素っ頓狂な進言が目立つ出夢が成し遂げたって言うのが嬉しい。


　もしかしたら出夢、初陣での敗走・潤の戦死という出来事を受けて、家族皆を守る事にこそ力を振るおうってずっと考えていたのかな…。

　そして理澄も地獄雨を創造してくれました。更に貫通殺も復活！貫通殺は双光斬や疾風剣と違って進言に挙げて来るからな…“鷹比等”の名前を見る度に情緒不安定になりそうだ（笑）。

　防御のエキスパートの道を歩む出夢と、攻撃に特化して行く理澄…兄弟で役割を分担しているのが良い。
　友くんや鋼矢と違い、双子であるが故に、何でも一人でやってしまおう、潰れるまでは背負えるだけ背負ってしまおうという状況にならずにすんでいるのかも。人数を増やしたのは単純に手数を増やしたい為…だったけれど、こうなってみるとイズムリズムが双子で本当良かったなと思う。識くんにとっても頼れる兄二人だし、摘菜さまも、まあ何だかんだ実力は認めてそうだもんね。










　イツ花さんに言われて、素直にお買い物に来ちゃう識くん。薦められたら要らなくても断れないタイプだよね（笑）。

　「え、ええっと…（武器や防具は…今、のもので、十分…だから、敢えて、買わなくても…良い、けれど…）」
　「…必要がないなら要らないと断ったら如何ですか？」
　「そ、そう…で…。そう、ですね」

　スクショ忘れましたが、摘菜さまが術「鳳招来」、識くんが「赤地獄」を習得している事をチェックしつつ…。
　今月も髪狩り行きます！





イツ花さんに見送られつつ、行先は紅蓮の祠！



　赤い火無し。本当に二度と赤い火灯らなかったりして（笑）。

　初っ端で鬼を叩き潰した摘菜さまが…。



　奥義創造！摘菜大地震！
　確か飛んでいる敵以外に必中の技だよね？これは頼れるぞ…！

　勢いに乗って更に奥に進みます。





　象花火を前に進言採用！罪なもとい摘菜大地震！



　格好いい！



　モリモリ鬼を叩き潰していく摘菜さま。
　
　紅一点が無双過ぎてトンチキな出夢ですら若干引いている気がする心火ゼロ上がり（笑）

　スロットの出目偉く薄いですが☆三つ並び！
　






　大地震＆地獄雨！

　美味しい戦勝点で識くんが相変わらず優しさを伸ばす成長をしたところで…。



　赤年の間へ！

　理澄と識くんを入れ替える大ボスシフト。
　




　前回のグダグダ戦闘のリベンジ！赤猫お夏戦！



　初手、出夢は速鳥。速さ大事！

　二番手はお夏ちゃん！いきなりの後列に手招き！
　摘菜さまは回避したものの識くんが前回の戦闘に続いて混乱！君本当に素直というかチョロい奴だな！（酷）

　理澄が回復してくれました。優しい…！



　パパと同じで摘菜さまも大ボスの攻撃にはほぼ二確！怖え！

　それでいて前に出る気概を一切失わないのが素敵すぎる。

　でもここは防御を固めていきましょう。

　恒例、お夏ちゃんに赤玉（笑）。
　素っ頓狂な事言ってないで刺して刺して！

　よし、氷刃の鉾持ち出夢は良いダメージ。
　ここから何とかして眠らせ、華厳の併せで倒す作戦。ゴリ押しでも行けそうだけれど、下手に手番が狂うと回復されちゃうし、今回は識くんも華厳を習得しているから大丈夫の筈！



　眠れ〜眠れ〜。



　摘菜さま、理澄を経て、素っ頓狂進言王・出夢のくららがヒット！

　「…寝た…」
　「凄い！出夢兄さん、凄い、です！」
　「…ん（野分…使ってみたかった…）」
　「（兄上、それは摘菜さんに本気で怒られるから止めて）」


　識くんに駄目押しの水祭りをかけてもらい…。


　「摘菜さん、お願いします！」
　「了解しました！」

　摘菜さま起点の華厳の併せ！



　途中でお夏ちゃんが起きる事もなく、全員参加で1,500ダメージ！



　撃破！
　以前のグダグダ戦闘を思えば信じられないくらいスムーズな勝ちっぷり。皆成長しているんだなあ…。

　摘菜さまが優しさを捨てて来ている。



　お夏ちゃんの捨て台詞を聞きつつ、今度は忘れずに走竜の薙刀を装備して…。
　非の印に突撃だ！






　





　「…（もしも、それが、本当に、あった、話で…。話、で、あったの、なら…怒りを、抱くのは…当然、なのかも、しれない…）」
　「人識、如何かしたのか？」
　「い、いえ…大丈夫、です…僕、が、頑張り、ます」
　「うん、頑張ろうな」

　兎に角ガンガン心の水が上がる識くん。生来の生真面目から、兎に角自分は頑張らなくては！という懸命さの裏では優しさや繊細さが捨て切れていない印象。このまま黄川人の悪意や怒りに飲み込まれてしまいそうで心配。



　それでも今は戦うしかない！一ツ髪戦！

　戦勝点２倍有り難う！

　初手、一ツ髪？！（焦）。あーしかも理澄を後列に下げるの忘れているし！



　とはいえ二人共流石の耐久力。此処は落ち着いて（本当にな）自分自身をそれぞれ回復させます。理澄はついでに後列に。

　本当摘菜さまの進言男前過ぎんか？











　出夢が攻撃を受け止めてくれている間に防御と速さを上げて…。
　で、ここからが如何相対するか…。当初考えていたのはお夏ちゃん戦と同じ戦法というか、一ツ髪の体力半分ギリギリまで削ってから攻撃力上げて全員でタコ殴り！識くんや理澄なら四桁ダメージ行ける筈だし、此方が連続で手番取れれば行ける筈…いやだけどここは魂寄せ？養老水は持ってきているけれど、出来れば使わずにいたいし、そもそも識くんが喰らったら強制敗走だし…。


　
　そんな風に悩んでいた所で出夢がくららの進言。これを試しに採用してみたら…。

　寝たー！（眠の文字見えるスクショがありませんがマジで寝た）



　ここから力士水使っても…起きない！行ける！これは勝利の道筋一直線！！



　双光斬！

　摘菜さまの連撃発動！！この人格好良すぎでは？



　もう一度識くんに奥義打ってもらって…。
　手番が回ってきた理澄は連弾弓ではなく貫通殺進言。採用します！是非お願いします！



　スクショ大失敗しましたが、これがトドメの一撃！



　戦勝点美味しい。　
　全員ちょこちょこ限界の素質が出て来たか…？





　流石に摘菜さまの健康度の低下が一番大きい。

　「つ、摘菜さん…だ、大丈夫…です、か？」
　「え、ああ。そうですね。少し疲れましたが、平気です」
　「そ、それなら…良かった、です…。でも、あの、お、奥義は…疲労が…蓄積する、ものも…ある、から…」
　「貴方は優しいですね。でも本当に大丈夫ですよ」

　紅蓮の祠回の彼女は兎に角臆さず前に出ていた印象。
　イズムリズムの強さを認めている。識くんの頑張りを認めている。そんな彼等に守られる立場になっても誰も責めたりしないし、むしろこの三人は喜んで彼女を守ってくれそう。それでも、それを良しとしない気概みたいなのが現れていたのかな…。この辺り、友くんに依存しまくっていたパパとは違う道を進んでいる気がする。

　皆、ゆっくりお風呂に入ってね！お疲れ様！





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