蒼天の秋-Blue Sky in Fall

1031年
　５月　地獄巡り


　先月はお子様達が楽しく？象花火狩りを繰り広げました。
　

　習得術はこんな感じです。

　火憐ちゃん卑弥子！
　
　月火くんは芭蕉嵐。

　

　 　育さんは勿論、こよみん色々覚えてくれていて頼もしい。




　武器・防具屋共に３割引き。踊り屋（物理）に磨きがかかってきた月火くん用に与太ノ舞購入。

　ここからは（プレイヤーが）現実と向き合うパート。

　識くんの健康度はここまで低下。今月ラストか…ラストだよなあ…。

　摘菜さまの健康度も低下開始始めました。１歳１１ヶ月…かな？
　事故さえ起らなければ（そう言って何度事故を以下略）ご長寿自慢一位タイとなります。うう、識くんの方が先に死ぬ現実さえなければ嬉しいのに…。

　新薬をがっつり服用します。

　

　何とかここまでは体調戻せました。しんどそうだなあ…。



　摘菜さまは神秘春陽湯で全快。二人で同じ薬の飲み方しているのそれはそれで良き。

　さてここからは討伐隊編成。

ゲーム的な視点であれば、年長者を敢えて入れる必要がないのも確か。
　出夢や理澄並みの攻撃力があればまだしも、識くんは髪狩り特化型で、その他ボス戦で凄く頼りになる訳じゃないし、頑丈ではあるけれど体力が低いので壁役にするにも不安だし…。だから、これからのある子供達に戦勝点を多く配分出来るようにした方が良いって分かっているんだけれど…。

　彼、気が弱そうに見えて（実際気が弱い）、ここぞという時は凄く頑固な子だと思うんだよね。
　これまで“当主だからちゃんとしなければならない。戦い続けなければならない”ってずっと頑張ってきた。朱点童子には散々煽られるし、時には厳しい命令もしなければならなかったりして、優しい気質の識くんにとってはしんどかっただろうけれど、それでも“家族の為に”ってここまで食い下がった意地もあった訳で。それを最後まで貫いて欲しいなあ、と。



　と、いう訳で討伐隊の面子はこんな感じに。今までありそうでなかった（筈、だよな…）二組の親子編成！
　…識くんが最後まで戦い抜こうとしている原動力の中には間違いなく摘菜さまには長く生きていて欲しいってう願いがあるだろうから、彼女を編成には加えたくないだろうな…と思うんだけれど（ついでに言えば打たれ弱さが危険水準かつご先祖が数代に渡り寿命を全う出来ていない、更に彼女の前の壊し屋が二人とも戦死しているという強烈なジンクス持ち）そうなると如何組み合わせてもしっくりこなくて…。

　「討伐が危険とか、今更何を言っているんですか？」
　「え、いや…あの、でも、」
　「四の五の言わない！」
　「はいっ、すいません！」

　摘菜さまは家で無事を祈るんじゃなくて天ノ羽槌で素振りしている方が似合うよね（笑）。




　
　と、いう訳で行きます！地獄巡り！

　赤い火無し。サービスしてくれればいいのに。

　殺る気に満ちた摘菜さま。



　優しい…！







　ここにいる男子、全員摘菜さまの指導受けているんだな…って思うとこの鏡進言にニコニコしちゃう。

　あれっ、こよみん技土止まっちゃった？

　識くんの格好いい一撃を堪能しつつ、賽の河原のお祖母ちゃんズの所までたどりつきました。



　前回イズムリズムと一緒に賽の河原に踏み込んだ際には全火力を持ってぶちのめすという敬老精神の欠片もない事をしましたが（自分の身内以外には結構優しくない双子）、今回は「引浪の御守」を渡して戦闘を回避します。





　血の池地獄へ。
　先の地獄討伐で大百足は倒しているので、今回大八手を倒し亡者砂漠、修羅の塔への道を切り開く。これが識くん最後のミッションです。

　楽しそうに登場してきた黄川人。





　もう間もなく死ぬ識くんがいるっていうのに…相変わらず皮肉絶好調だなお前（怒）。
　




　あー恐れていた事態！育さんの体水止まった！幸いなのは心渡には成長時の体水上昇ボーナスがあるから底上げは出来る点か…。
　それにしても、一番経験の浅いこよみんが現時点で一番体力があるって…ヤバくね？（本当それ）。





　摘菜さま無双回。血の池地獄でも頼もしい破壊力！




　
　皆で識くんに鏡向けるの良き…というスクショ。



　そうこうしている間に来た！奥義連発式！少しでも戦力になれるようにって、指南書を読み込んでいたんだろうなあ…こよみんよく頑張った…！アタッカーとしての活躍にも期待出来るの嬉しい。




　
　早速使っちゃう！

　識くん…まだ体の値が上昇している…。絶対に最後まで戦い抜くんだっていう覚悟かなあ…辛い。

　摘菜さまもまだ体の値少し上がるんだ…。彼女もまた識くんに絶対についていくっていう覚悟を持ってこの戦いに臨んでいるんだろうな。




　



　
　育さん、奥義創造！育燕返し！
　カウンター系奥義いいね。もしかしたら識くんの鏡返しを何処かで見ていたのかもしれない。

　更に心渡も攻撃力上昇再開しました！彼がメインアタッカーになる筈なので、これは更に頼もしい。
　技、体土もまだ息している…のかな？



　墨の壺に到達！






　「出来るだろうか…僕に…」
　「人識さん、大丈夫です。私達は、今までだってそうしてきたんですから」
　「そ、そうですね！（そうだ。出来るか出来ないかじゃない。これは僕がやらなければならない事だ！）」


　行くぞ、大八手戦！

　相変わらず殺る気概に溢れる摘菜さま。
　此処は定番の速鳥。






　
　今回の作戦：兎に角死なない！なので（それ作戦かよ）、まずは防御固めます。



　術対策したところに物理攻撃来るの怖い！そして摘菜さま２確！怖い！！
　


　今度は後列物理攻撃！ここで燕返し発動！格好いい！（スクショ酷くてこよみんに攻撃している様にも見えちゃうのがアレだけど…）



　こよみんに優しい育さん。昔の摘菜さま識くんの事そんなに回復してくれなかった気がするんだけれど（笑）

　此方の攻撃手段は術の併せ！



　…っとここで一番警戒していた真名姫来た！しかも全員２確！！怖い！！
　
　すかさず卑弥子！
　続けて育さんにも春菜を使ってもらいます。

　肝心のスクショ撮り損ねていますが、このあと識くんこよみんの親子の術併せで800弱のダメージ与えています。再度術の併せ開始！

　大八手、怒涛の真名姫攻勢！

　そ、そそそ育さーん！！（焦）
　今の時点でも乱数っぽいけれど、心渡の補正の底上げ無かったら確実にやられてた奴！怖え！

　「育兄さん！」
　「暦、併せを止めるな！」
　「で、で…だけど！」
　「大丈夫！間に合うから！」


　四桁行った！！（確か1,400弱）

　使っちゃって！もう浴びるくらい使っちゃって！！
　更にこの時点で少しでも真名姫への耐久度を上げる為に灰の髪飾り装備。



　更に水祭りで補強した所にまた来た！！


　
　相変わらず全員２確状態だけれど耐えた…！兎も角も耐えた…！真名姫はこれで打ち止めの筈！！


　


　そこ春菜でも良いのよ？育さん本当こよみんに優しいな？



　物理も結構痛い。皆体力低めだから気を付けないと…。

男性陣による併せ！



　もう一回併せ！

　うわ、四桁ダメージでまだ倒れない…！再び大八手前列に攻撃！


　「摘菜さん！自分の回復優先して下さい！！」
　「何言っているんですか！貴方も重症…っ！」
　「僕は大丈夫です！」

　双光斬！そしてこれが…！



　…トドメ！！
　






　や、やった…！
　倒したー！大八手倒したよ―――！（感涙）もう本当駄目だと思った！真名姫怖えって物理攻撃も怖えって何度も思っていたのに倒した…！！



　年長者の健康度の下がり具合が全く一緒という奇跡。
　ああ、これでお終いなんだな…識くんの戦いは、これで、お終い…。


　がっつり家に帰ってきているイツ花さんお出迎えスクショですが、実際は地獄の底で力尽きているのかもなあ…なんていうイメージもあったりします。





　一寸悩まないでもなかったのですが、ここは慣例通り最年少者であるこよみんへ。


　十世代目のの末っ子であり、十代目当主・識くん。
　パパもお祖父ちゃんも氏神であり、ママと耳の形が同じで特徴は祖母であるすみかと一緒という八九寺ハイブリットです（何それ）。一方で同じように氏神を親に持つママに比べると（というよりこれは真心の素質が奇跡的だったんだと思いますが）やや能力の引きに恵まれなかった印象も強く、更にパパそっくりのぶっちぎった心の水の高さもあって、気が弱いくらい優しいんだろうな、という子になりました。
　やや卑屈な側面があるのは親世代がガタガタだったのもあるのかな（天界のパパは人生にすっかり疲れて養育放棄しちゃうし、彼の来訪直前に潤が戦死していてママ真心のメンタルが大分揺らいでいたりもした）。





　基本的に戦績はお兄ちゃん達と一緒。走竜の薙刀を持つ識くんは当然髪狩りメインアタッカーでした。
　とはいえ彼の気質的にはずっと武器性能（走竜の薙刀）＆自分を立ててくれる年長者のお陰だって考えていただろうな。また今回のプレイ記の最初の方でも言及していますが、元々強い感情を表に出すのが苦手で、何かあっても自分が我慢する方を選んでしまう識くんにしてみれば、話の内容以前に黄川人が強い怒りや憎悪をぶつけてくるという行動自体が凄くしんどかっただろうし、戦闘中、時に厳しい指示をしなければならなかったのも辛かっただろうな、と思います。





　ただ、本当に武器や兄姉に依存しているだけの気弱な子であったらここまでの戦果は挙げられなかった筈で。
　それはきっと、走竜の薙刀を使いこなせるくらい鍛錬を続けた識くん自身の努力の成果。或いは“戦場で優れた勘所を発揮する（割と危うい戦いが多いのに誰も死なせてない）”“現場指揮官としての優秀さ（時には冷静に指示が下せる）”という、彼自身にほぼ自覚のなかった才能、そして何より、当主という立場に対する責任以上に、“出夢や理澄、摘菜さまに子供達…家族の為に僕が出来る事をしたい”という思いから形作られるギリギリで折れない意思の強さの賜物。正直言って彼の代でここまで一気に物語を進めたの、プレイヤー自身驚いています。

　７本中６本の髪を狩り、地獄への扉を開いた。更に大百足、大八手という手強い地獄の鬼を倒した。その中で、一人の戦死者も出さなかった。
　悲願達成への確かな足掛かり、平和の礎を築いた当主として、八九寺さんちの子孫含めた後世の人達からは大英雄みたいな扱いをされそうな識くんの最後の言葉とは…。

　出来た、じゃなくて出来なかった、に意識向けちゃうのが何とも識くんらしいというか…うん、凄く言いそうだなって思う。実機とプレイヤーの解釈一致具合…！

　ただこれに関してはねー、いやお前この期に及んでそんな事言ったら摘菜さまに怒られるぞ、が真っ先に浮かんだ感想でした。不思議なくらいマイナスの印象受けなかった。

「私は生きています！育も暦も生きています！！他の誰も出来なかった！貴方だから！貴方でなければ出来なかった！此処まで来られなかったんです！！それなのに何で貴方が！貴方自身を！！人識さんを悪く言うんですか！」
「…あ、はは…そう、です…ね…」

　最後の言葉の方向性全否定（笑）。
　でも、これって、“年上の摘菜さまが存命（識くんの生き様をずっと見ている存在）”“摘菜さまは識くんと真逆で心の火高い（気性が激しいとイツ花さんに太鼓判圧されている）”“そんな彼女が一緒に最後の討伐に出ている（何処で呟いていたにしても聞こえていた筈）”“誰も戦死してない（これ本当に傷を残すから…）”という要素のどれか一つでも欠けていたら出来なかった解釈で。だからこんな細やかな奇跡くらい残しておいてあげようぜ…。



　最近氏神推挙お断りしてばっかりなので識くんにもお誘いが来ます。これ出夢や理澄が氏神になっていたらどうだっただろうな…。
　




　うーん…結構両親の良い素質貰っているのに微妙に悪い方表に出しちゃっている感あるのが何とも言えず識くんだなあ。

　…という感想はさて置いて、その氏神名？！これ出夢が推挙された時と同じじゃね？


　こんな短期間にまた同じ名前が出てくる事なんてあるの？

　もう考えんの面倒になったから使い回しちゃう？と取る事もできるけれども、識くんのここまでの頑張りを思うとさー。八九寺家随一の実力者だった出夢が就く筈だった席次を埋めるのに相応しい存在だと天界が認めたんだ…と思いたいよね。

　まあでも、氏神にならなくても良いんじゃないかな。
　識くんは十分頑張ったからね。後は子供達を信じて託すだけ。そこに自分はいないけれど、大切な人が健やかに過ごしてくれればそれで良い。


　如何か何時までも笑って過ごせますように。



　（僕は、僕達は、絶対に辿り着きます。絶対に）





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