初代当主・真宵 その四
1019年
１月 交神の儀
家族が増えた八九寺家のお正月。
真宵ちゃんは端から元気な子だし、余弦は明るい自信家。正弦は周囲の雰囲気に流されやすそうなので、女子二人に引っ張られて賑やかになっていそう。忍野はそれを一歩引いて眺めている。
さて、その正弦の訓練の結果は…。
いい感じに上昇している気がします。
正弦くん実戦部隊に入れますが、特にコメントもなかったので一か月待ってもらって忍野くんの交神にあてます。
色々思う所はあっても自分ではなく、次代に託す事だと分かったうえで大江山に行かない選択をした忍野くんなので、交神についても自分から言い出したんじゃないかな…。
そんな彼に関しては兎も角も体力の無さに気付いたので（遅）、水神様が候補。
「忍野さん、葦切四夜子さまはどうですか？」
「いや幼女枠は真宵ちゃんで間に合っているから」
そんなやり取りを挟みつつ、選んだのは水母ノくららさま、もう少し上の神格の方も選べますが、ここは完全に（私の）好みです。
色味濃いめ×薄めでかなりお似合いだと思うのですが！（親馬鹿）
男の子が生まれます。
２月 相翼院
家族が増えると浮かれていた所に真宵ちゃんの健康度が８８に低下。あーそうか、もうそんなか…。まあこの当主様は、体調悪いなら悪いでふらふら出歩いてそうな気がするのですが。
「そうだ、皆で写真を撮りましょう！」
「何が“そうだ”か全然分からないんだけれど？」
何だかんだで幻灯屋さんに付き合ってくれる忍野くん。その後強制的に漢方薬屋に連れて行かれて薬を処方されるんだと思う（一種類しかないけれど）。
千金人参を就寝前に一服で健康度を９５まで回復させた真宵ちゃんのステータスがこちら。
其処まで突出した能力は無いけれど、火・風が高めかな。意外に技水も得意。
そして改めて正弦の初陣。行先は相翼院。真宵ちゃんは如何するか、と言えば…。
「一人はつまらないです！留守番嫌です！！」
「あーそういうノリで来るかこの子は…。余弦と正弦が気にしないなら…」
「え、うん…おれは母さんが一緒の方が心強い…」
「大丈夫皆私が守るから！」
「ほらほら！如何です？聞きましたか忍野さん！」
「…聞こえたよ。もう好きにしたらいいんじゃないの？」
子供達が心配だからと主張されたら忍野は君の方が余程危ないから残れって言うんだろうけれど、真宵ちゃんって心底から忍野さんばっかり皆と一緒なんてズルいですよ！って拗ねる子。結果面倒臭い連れて行こうってなりそう（最近忍野の中の真宵ちゃんの扱いが余弦や正弦と同列っぽくなっている）。
粉雪で火力ダウンの中サクサク進んで河童に遭遇。さて、正弦の進言は…早速真宵ちゃんに鏡を向けようとしている！？始めての討伐が不安なのかもしれないけれど、もっと自信を持っていいんだよ正弦くん！かと思えば余弦まで鏡進言…こっちはえ、この鏡にそんな効果が！と今更気付いてそう。そもそも姉は弟と違って自分の力に自信がある方だから鏡もノリで向けているだけっぽい。
兎に角初手に動く忍野くんの薙刀一層攻撃でほぼ危なげなく迷宮を進む中、さらっと『槍の指南』を入手（例によってスクショは無い）。あれ、青い火だよね？八九寺家の運って本当によく分からないけれど、これは真宵ちゃんが呼び込んだ運って気がする。キサの庭→天女の小宮左へ差し掛かった辺りで討伐終了。
討伐期間終了後の体調変化。
流石に真宵ちゃんの健康度激減するな…当人はヘラヘラしていそうだけれど、忍野くん抱えてでも帰還させるだろうな、という事で討伐終了です
３月 鳥居千万宮
真宵ちゃんの健康度は更に下がって６８。
八九寺家の短命の呪いがどんな症状となって表れるのかはまだはっきりまとまっていないのですが、何となく末端から動かなくなっていくようなイメージでいます。大人しくしている分には其処までではないけれど、動くと結構しんどい…みたいな。
そんな状況でやってきました、忍野くんとくららさまの子。“ただ者じゃない目の輝きを持つ”日本男児２２番。伊豆湖（いずこ）と命名。性別逆になっちゃうけれど、オカルト同好会繋がりの臥煙伊豆湖から。
火肌じゃないのが逆に新鮮。土関係こそ低めだけれど、他はかなりいい感じ。忍野譲りで頭はいいけれど、優しい子のような気がする（忍野が優しくない訳ではない）。
直前の討伐で指南書を手に入れてたのは何かの啓示に違いないと槍使いに。忍野は自分の武器を継がせるという拘りはなさそうだし、むしろ新しい道を切り開く力を持ってほしいと願いそう。
因みに真宵ちゃんと忍野くんが八九寺家の第一世代。余弦・正弦、そして伊豆湖までが第二世代かな、と思っています。
と、ここに来て漸く、これまでの八九寺家の皆の素質を確認していない事に気付く…！（おい）
慌てて開く歴代雄姿録・素質自慢には当然の事ながら、真宵ちゃんと忍野くんの名前はありませんでした（あっても困るしな）。
名前が挙がるのはオカルト同好会な風髪第二世代。伊豆湖が一位なのは納得だけれど、正弦より余弦の方が素質高いんだな…。この辺り正弦が微妙に自信のない子だって言うのを表しているみたいで面白い。
もういい加減安静にしていて欲しい忍野くんの気持ちを汲んだ…とは思えませんが、伊豆湖の訓練は真宵ちゃんが行う事に。
「忍野さん！ちゃんと帰って来るんですよ！」
「そういう真宵ちゃんもちゃんと僕達を出迎えるんだよ？」
「勿論です。私は約束を守る子です。お薬もちゃんと飲んでますよ褒めてください！」
「はいはい良く出来ました」
そんなやり取りをしつつ、忍野・余弦・正弦の三人は鳥居千万宮へ。隊長は忍野。
黄川人くんの術講座。何言ってんのこの人？ぐらいの余弦（後で忍野に聞けばいいと思っている）。
最初と最後に赤い火！
初回は敵が周囲にいなくて焦ったものの、「鳥ノ羽弓」「白糸の襦袢」、術「火車」などを入手。赤こべ大将チームは順番が上手く回らないと一寸苦戦するものの、相変わらず忍野くんが初手に動いてくれてホント頼れるこの子…。そして今度はそんな兄に鏡を向けようとする正弦くんの姿が見られました。
改めて余弦・正弦の成長具合。
確かに余弦の方が良いのかな…と思うけれど、それもあえて優劣をつけるなら。君も決して悪くないんだよ正弦くん。
そうこうしているうちにやって来た無限鳥居百にて燃え髪大将から術「土々呂」を入手。喜んだのも束の間、最後の赤い火で鬼に囲まれた…！連戦で体力半分以上削られた忍野に漸く回復進言する余弦と正弦。彼、割と体力がないんでもっと気遣ってあげてください。まあ忍野は攻撃の方を優先させるだろうし、飄々として見せているから妹や弟ではヤバいって事も気付けなさそうだけれど（多分真宵ちゃんは気付く）。それでも何とか凌いで「名刀長船」、術「夏狂乱」を手に入れました。
「兄さんすっげえ血が出てるー！」
「あ、そうそうさっきやられた時の傷が…」
「正弦！回復！早く回復ー！」
最後の最後にドタバタしつつ、３月終了です。
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