中禅寺家背景
タイトル：中禅寺家秘聞録
モード：あっさり
装束カラー：黒-赤
初代当主：中禅寺 秋彦（ちゅうぜんじ あきひこ）
火髪火目水肌 男子２２番
※リセット禁止
※京極夏彦作品の登場人物から命名
先祖は陰陽師だが、世界の仕組みや法則に興味を持ち、追究する余りに術者というよりは学者の立ち位置になっていたのが中禅寺家の始まり。
代々の一族も一つの物事を突き詰めなければ気が済まない気質であり、その研究過程で入手した様々な分野の資料や伝聞伝承の類の豊富さから“あの一族に聞けば間違いない”と陰陽寮のみならず、あらゆる組織から一目置かれる存在となり、その豊富な知識と資料から権力争いに巻き込まれない立場を確立した。
物事を突き詰める中禅寺家は、逆に興味のない事にはとことん無関心。大江山京を巡るゴタゴタに関しても傍観を決め込んでいたが、朱点童子や鬼朱点の攻勢により都が荒廃、貴重な資料が散逸する危機に至ってようやく源太パパやそれに続く初代秋彦が動き出した次第。
因みに中禅寺家は貴重な蔵書を守る為には分かり易い力を付けなければ！という考えから武術の修練も早い段階から始めている、それが彼ら特有の“物事を追及したい”気質から何時しか“一寸嗜んでいる”レベルを軽く逸脱してしまっていた…というような事情があったりする。
神の手を取り朱点を倒すべく動き始めても尚、初代秋彦は勿論の事、その子孫達も“自分達のやりたい事”というものを別にきちんと持っていて、その為に鬼を倒しているんだ…程度の感覚で日々を過ごしている。
彼等にとって、悲願達成は“目的”ではなく自分のやりたい事をする為の“手段”でしかない。そんな意識が根底にある為、地上や神、鬼の思惑に自ら全く関わる気はないし、中禅寺家の者を関わらせないスタンスは崩さない。扱い辛い事この上ないものの、求められ、了承した事柄に関してはきっちりと結果を出し続けている。武門というよりはプロ意識の強い職人の集団というのが一番イメージに近いのかも。
自分の向きたい方を向く中禅寺家は、対象が家族であっても例外ではなく、団結は必要最低限。一部例外を除いて、あくまで個々が一緒に居る、という感覚で暮らしている。