歴代勇士録・その九
迷宮を駆け抜けた九世代目最後の一人、心ちゃんが亡くなり、識くんが当主を継承した直後、1030年1月の歴代勇士録です。
まだまだ実戦経験の少ない次世代のお子はほとんど出てこないな…。
まずは心部門。
次世代のお子はほとんど出てこない…といった矢先に登場する心火三位の摘菜さま（笑）。まだ２回しか討伐に出てないのにここまで心が燃えるの凄いな。流石は気性が激しい子。その勢いで突き進んで欲しい。
八世代目の子は心水を独占しましたが、九世代目が独占したのは心土（心火一位の潤も数値的には心土の方が高い）。そして誰も心風でランクインしない。確かにな…皆一本気というか、頑固で不器用な所あるもんなあ。この融通の効かなさが晩年の泥沼劇を生んだ遠因でもありそう。
次は技部門。
以前は土不足だった八九寺家。現在絶賛火不足中。大江山越えメンバーの厄介がまだいるのヤバいよね（切実に）。摘菜さまも技の炎は意外に燃えないみたいだからな…ここは課題だなあ。
三世代同居（同居？）した技水部門、父と娘がランクインした技風部門に和む。観音母さまと破戒神さまマジ優秀。ありがてえ…。
しかし…心ちゃんは技風も凄かったけれど土も良かったんだな…ここまで伸びるとか凄過ぎだ。何度も言っている事ですが、彼女のこの強さが最強世代の躍進の一番の原動力だったんだよな…。
体部門。
こうして見ると心ちゃんはつくづく奇跡的な素質引きしていると思います体部門。裏に持っている鷹比等のヤバい奴が出なかったおかげで体火と水一位であるだけでなく部門全てにランクイン。
そして友くんや潤は、心や技、体の何処かしらで必ず一位を取っているのが面白い（体だと風が潤、土が友くん）。
最強世代の子供達、出来る／出来ないの凹凸が激しいけれど、それが上手くばらけたおかげでガチっと噛み合ってくれたのは本当に幸運だった。皆で討伐行っているの、凄く楽しかったよ…。
最後に素質等。
二世代を経て終にハイスペックイケメン鋼矢の素質を越えた子が誕生。ハイパースペック不思議くん出夢。凄すぎて非常に扱いに困っているぞ（笑）。
七花…。不動のご長寿自慢を見る度に泣きそうだよ。むしろ泣くよ。最強世代は全員が比較的短命に終わってしまったので（潤は戦死）、これ本当にランキング最後まで変動しない可能性が出て来ました。
子沢山自慢は双子が生まれた友くんが二位に。ゲーム的にはカウントされないにしても、氏神・大権現さまとしてもお子がいるので、実質三人のパパ。プレイヤーの脳内では一位タイの扱いです（笑）。
戦勝点は流石に九世代目の三人がそのままランクイン。当初の不安を他所に、数々の武勲を挙げ、髪狩りにまで上り詰めた成長にはプレイヤーも驚きです。先にも行ったように、お互いの出来る所と出来ない所をちゃんと補って行けたのが良かったのかな…。一時は如何なる事かと思ったけれど、最強世代っていう呼び名、ぴったりになったね、皆…。
オマケ。
魔法少女達から最強世代へと世代交代する際のどん底時期の影響をまともに受けてしまった友くん。
子供の頃に、父親が自分を置いて行ってしまった、そして帰ってこなかったという傷を抱えたまま。それでも生きて行く為に、自分を奮い立たせる為に、愚直なまでにパパ鋼矢と同じように、常に最前線に立ち“家族を守る”生き方を貫きました。
アタッカーとしては潤や心ちゃんが目立つけれど、最強世代の大躍進は一番酷い部分を頑張って踏み止まってくれた友くんの存在があってこそ。
だけど、ずっと誰かの為に頑張って来たからこそ。そんな生き方に、少し疲れてしまったのかもしれない。だから、最後に周囲の状況に振り回されて、辛かったんだと吐露して、誰にも関わらない為だけに氏神になったんだろうか…。それが、潤や心ちゃんの心を傷つけると分かっていても、止まれなかったんだろうか…。
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